所々、苦しくなって、人の欲望とか、性的な描写とか、目を伏せたくなる。でも、情熱、俳優陣の演技、執念、それらがバチバチに伝わってくるから、目を話すことができない。表現への挑戦、大きな権力への挑戦、規制への挑戦、本人は挑戦しているというより自分の表現したいエロスを追いかけ続けているだけだなのかもしれないが、西村監督のその姿、生き様、人生が波乱万丈、まさにドラマそのもの。エロを表現することに対して人々は敏感だが、そこに果敢に取り組んでいく姿は執念？。舞台がavの世界というだけに、エロに目がいくが、監督の人生がそれ以上に狂気すぎて、たまに見ていて怖くなる。この世の中にそんな生き方をしている人がいるのかと、刺激も衝撃もエロ要素も全部が強すぎ。観てて気分良くはならないけど、揺さぶられるものは確かにある。山田孝之すごい。
