諸悪の根源がジュリアナという主人公である辛さ。物語として主人公にここまで嫌悪感を感じたのは初めてかもしれない。
彼女がなにかをしようと決意し行動する度に、誰かが苦しみ死んでいく。最終シーズンではその横暴さは極まり、常にイライラしながら周りを攻めたてる。セックスシーンいりますかね。
頼むから最後は死ぬことで何かを残してくれと願ったが、のうのうと生き残るなんて納得できない。
魅力的な登場人物から死んでいく中で、唯一最後まで残ったジョン・スミス。多分多くの人が彼の行く末を見るためにここまで見続けたであろうに、なんともあっけないラスト。
低評価の主な理由に挙げられる日本描写に関しては個人的には文句はない。だってあの軍国主義の日本が今のような姿になるとは誰も想像出来なかっただろうし、それ故に戦勝国日本の未来の姿なんて今の日本人には全く想像できない。あくまでフィクションとしてありえたかもしれない可能性として受け入れられた。
改めて考えてもとにかくジュリアナへの拒否感が強すぎて、それさえ無ければ映像作品としてもかなり高評価にしてたと思う。