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恋するジェネレーションの燈台のレビュー・感想・評価

恋するジェネレーション(2015年製作のドラマ)
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幾つか韓国の学園ドラマを見てきた中で、いじめや暴力を振う生徒の過半数は成績優秀で家庭環境が裕福な為に厳しく、それ故にストレスから加害に及ぶケースが多くて問題解決に向かうにつれ加害者も必要以上に追い込まれてしまうのが見ていて更につらかった。
最終話は把握していなくて、そういえばウンビョルの姿が見えないわ。と思っているうちにエンディングになってしまって不完全燃焼。
修学旅行後のハンイアンの態度には唖然した。10年連れ添った幼馴染に気づかないなんてと残念だったのと、結局やさしいウンビにもたれかかるんかいと突っ込まずにはいられなかった。
キムソヒョンさんが気になって仕方なくて最後まで視聴してしまった。
片っ端から見漁っているときに見た学園ドラマにたまたま出ていたナムジュヒョクがよかった。
열여덟의(十八の瞬間)を見ている時にも思ったけれど、赴任数年は不甲斐ない先生だけど度重なる問題に直面した後に生徒思いの熱心な先生として生徒から慕われるの図をオハンギョル先生でも見てきたのでおぅこれこれと温かい目で見守ってしまった。
経済面でも単身親では子育てが厳しいだろうになりすましを強要させてしまったソン・ミギョンオモニがウンビを迎え入れると決心したシーンはジンときてしまった。
ミンジュンのPC破壊事件の時でも思ったが、基本的に2年3組の生徒達は友達思いの子たちが多い印象で酷く咎めることなくその場で騒ぐだけでお互いに想いあっているのがやさしい雰囲気を感じよかった。ソンジュの初モデル仕事のときや、カンソヨンのいじめ疑惑に関しては揚げ足をとったり長期間に渡り除け者にするなど厳しい対応だったのにはがっかりしたけれど、実際問題、夢を追ったり探したり何もなくてもがいたりするこの不安的な時期って互いに敏感だよなと思い出したりした。
10代後半だからあなたは何にでもなれるし出来るよって話しかけてくれる締め方がこの物語は地続きであると現実みを帯びさせてくれてハッとしたし、無限に出来るとマリオのスター状態だと錯覚していた忘れかけていたあの頃を思い出させてくれてなんだか嬉しかった。出てきた彼らの先を思うのが愛おしい。
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