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演出はあちこち粗めだけど、時代背景の切り口はなかなかいい。
(なぜポルトガル人が英語なのかとか、カタコトの日本語がやたら難しい単語で喋るとかはやや笑うが)
キリスト教信者が仏像を破壊しようとしたり、東方の三賢者を使節団に重ねること、九州のこどもは、信長を「知らない」こととかは、制作者がちゃんと作りたいという意図を感じてよいね。
「信長は、右手に憎しみを、左手に刀ををもってきたという。光秀、お前はどう思う?」
「右手には?」
「なにも。」
「では左手には?」
「...なにも。」
これは素晴らしい。
話題になった遠藤周作の「沈黙」へのオマージュもあるね。心を伝えるのに茶道や所作を西洋人に理解させたのも脚本家のチカラだね。