ガリ

セックス・エデュケーション シーズン2のガリのレビュー・感想・評価

3.8

このドラマを公の場所でレビューするということをだいぶ考え込んだ作品でした。

大人になってしまった私は
〝 は?高校生が真に受けたらどうすんの?〟っておもったのですが
大人には消え去った過去の感覚や記憶があるもんで、なにが思春期の私に必要だったかを思い起こすと
〝 大人に否定されたくない〟だったかもしれない。

10代の頃のガムシャラな性への好奇心はなんにしろ千差万別で不安で不安定なものでして。

大人の頭で観てしまうと
〝 なにセックス容認してんの?セックスより愛なのよ〟って子供に押し付けたい気持ちで満たされるかも
子供の心で観ると
〝 キャッハー!セックス万歳!キャッハーに生きた方が楽しいよね〟って嫌な所は見逃してしまうかも。

うんうん。
どんなスカタンな大人も通ってきた道なのよ。
わからない事、不安な事、モヤモヤする気持ち、さみしい、つらい、理由がない、理由は明確、逃げられない、方法がわからない、これでいいの?なにが正解なの?皆はどうなの?私って変なの?
皆みたく無い気がするけど大丈夫なの?

とりあえず今がずっと続くわけではなくて、大切にしたいこと、学ばなければならないこと、独りではないこと。。

手を伸ばせば愛されること。
知ってほしい。

高校か中学でこのドラマを観て大人と子供が語らえばいろんな事が解決するのではないだろうか??必須科目必須。

今作、主要キャラクター一人一人がおもしろい。
子供の不安や悩みや愛をすごくうまく描けている反面、ちょっと危なっかしいのですが、、

圧倒的に大人は汗をかいて柔軟な頭と心で子供達と接していく世の中であってほしいと感じさせられました。
ガリ

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