このレビューはネタバレを含みます
三谷幸喜氏のドラマ『総理と呼ばないで』を思い出した。あちらは駄目総理とその周辺の官邸閣僚を描いていたけど、こちらの人材は基本的には優秀。ただちょっと偏屈なところがあったり、変な面を持つ。それがおかしさを生むけど、やる時はやる。このバランス感覚が良かった。
スティーブ・カレルのコメディは久しぶりに観た気がする。最近はシリアスな作品によく出ている印象だったので…。でも時折見せる父親として且つ軍人として苦悩する姿は、さすがの円熟味。硬軟どちらも演じられる人で好き。今回はジョン・マルコヴィッチとの凸凹コンビが良かった。キャスト全員に愛嬌を感じる。みんな憎めない。
クリフハンガーなラストだけど、このドラマシリーズならいつまでも続けられそうな気がしなくもない。娘役のダイアナ・シルヴァーズはこれから色々出そうな気がする。