誰かに聞かせる対話という形で進んでいくのはミッドナイトクラブ、1話につき1人の関係者が酷い目に遭うのはホーンティングオブヒルハウス、表向きは豪華だがその内幕は…というのはブライマナー、逃れられぬ運命を前にした時に詳らかになる人の哀しみや心理を描くのは真夜中のミサ……といった感じで、今までのフラナガン監督が手掛けたドラマシリーズの集大成のような趣。
過去の出演者陣も集結して、最後のお祭りのようにも感じられる。
そんな中でも新規出演者陣は負けずに素晴らしく、特に個人的には長年主人に仕えてきたアーサー・ピムを演じたマーク・ハミルが素晴らしかった。常に控えながら命じられたことを遂行する。私的な感情を一切見せない。しかしそれも……といった按配が好きです。
