怪奇マンション版「そして誰もいなくなった」。最初はかたてま感覚で観てたが無関係な人間が殺人に巻き込まれたり死者が相次ぐ底知れぬ不条理感がホラーとコメディの要素を盛り込み絶妙。毎話ミスリードや解決へのヒントが微細に散りばめられてて回数を追うごとに不気味な作品の世界観に惹き込まれる。月一回開かれる腐敗した住民会での何気無い提案が"交換殺人ゲーム"に発展。おもに"誰が順番を回してるのか"そこ一点の面白味が考察を織り込みミステリー好きを唸らせる。また各住民による証言の真偽が掴めない感じもサスペンスを無限に加速させてるように思う。原案が秋元康も注目どころ。2クールこの緊迫感がラストまで持つか…。現7話,視聴継続。
※いち視聴者の願望としては田中圭演じる主人公が超凶悪な多重人格説(シリアルキラー説)を熱望する。
※舞台のマンション名:キウンクエ蔵前(=誰でも,どなたでも)。
※OPの住民の顔が変わる映像演出も格好良いです。
