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ミス・マープルのhummingbirdのネタバレレビュー・内容・結末

ミス・マープル(1984年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

アマゾンプライムでは10話までがシーズン1、18話までがシーズン2。1本が約50分で、一つの話が2〜3話になってる。その後は各約2時間の1本の作品。

原作は大体30年頃のはずだけど、ドラマでは第二次大戦後に変更されている。当時の雰囲気や、イギリスの田舎の雰囲気、お屋敷の生活など、レトロ好き、イギリス好きにはたまらないものがある。

シーズン1では「牧師館の殺人」のホテルの長回し、「ポケットにライ麦を」で時々出てくるキメキメのカット。「牧師館の作品」だったか、マープルが女子学生を取り調べるという珍しいシーンも。

作品のテイストもあるのか、普通の人っぽい容姿の俳優さんが多く(日本が美形ばかりというべきか)、よくこんな俳優見つけたな、みたいな人が本当に多い。

ちなみに、英語のwikiを調べたら、マープルは貴族や地主ではないらしい(てっきりそうだと思っていた。多分中産階級)

刺激の強いものを見たくない気分の時に見るのに向いている。

第2-1、2-2「牧師館の殺人」監督さんがうまい人なのか、冒頭のカットと同じパターンを繰り返したり、奥行きを使った映像(長回しも)がすごくうまい。日本のスタンダードの作品で奥行きをよく使うけど、海外でもこういうふうに撮る人がいるらしい。

第2-5、2-6「バートラムホテルにて」。場所が重要な話のせいかに、長回しで場面全体を撮影したり、ストーリー上重要な人物をさりげなく画面に入れていたりして、うまい監督さんだと思う。

「魔術の殺人」この監督さんは人の動かし方がうまいと思う。カット割のタイミングも。やはり日本の映画に似ていると思う。イギリスの映画もこういう撮り方をするのかな?
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