えび

ファンタスティックカップルのえびのレビュー・感想・評価

ファンタスティックカップル(2006年製作のドラマ)
4.0
どんな人も純粋な心が垣間見れると憎めない。

記憶を無くしたお金持ちで傲慢な人妻アンナ。記憶を無くす前にある意味何度も殺されかけたチョルスは仕返し目的で沢山家事をさせてこき使ってやると企んだのが物語の始まり。そして、名前すら知らない関係性のまま適当にサンシルと名づけ死んだ兄夫婦の子ども達と共に共同生活が始まる。

記憶を失っても上から目線で自己中心的な性格はそのまま。ただ、家族から捜索願いも出されず、友達もいない孤独なサンシルだけにチョルスの優しさで何とか支えられている。

裕福な環境にいた頃は自分に期待されているたのはお金。一方で、今は一個人として見られ、特別扱いはされない。田舎の大らかな人と接し徐々に人間関係を気づいていくと情や優しさも僅かに芽生え、また好き嫌いをストレートに表現できる純粋さはむしろ魅力として引き立ってくるのは不思議。ジャージャー麺、マッコリ、電気毛布そしてチョルス。
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