ママと恋に落ちるまで シーズン5の9の情報・感想・評価

エピソード09
嵐を呼ぶ感謝祭
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れおな

れおな

この回で気付いたが、悪人バーニーが理不尽な(因果応報ともいえる)罰を受けて皆が喜ぶという構図は、モーツァルトのかの名悲喜劇『ドン・ジョヴァンニ』と重なる。悪い人間だと思いながら、視聴者はバーニーのことが憎めず、むしろ彼が受ける仕打ちを不当で、憐れむべきものとさえ感じる。『ドン・ジョヴァンニ』と同様、バーニーの存在がかくも魅力的であるのは、彼のナンパを詐欺師めいたやり方だと思いながら、同時に彼に感情移入せざるを得ず、だから彼が受ける責め苦に物悲しいおもいを呼び起こされるからである。