春を愛する人

ママと恋に落ちるまで シーズン9の春を愛する人のレビュー・感想・評価

5.0
「史上最悪の最終回」という前評判や、ファンが最終話の撮り直し要求の署名をしていた話等を聞いていたために、めちゃくちゃ身構えながら観た。
結果としては、自分は肯定できる結末だった。

やっぱテッドとロビンでしょって気持ちがあったのも理由の一つかもしれない。
他方で、"ママ"ことトレイシーも、実質今シーズンのみの登場ながら、その魅力を遺憾なく発揮してて、デッドの運命の人として最高だった。
ゆえに、最後は複雑な感情で終わっちゃったんだけど、それも紆余曲折な人生を描いたこのドラマらしいのかも。

登場人物皆大好きだけど、やっぱりテッドが一番好きだ。
どんなに打ちのめされても、ひたむきな誠実さを持ち、運命を信じ続けるテッドこそ最高。
テッドの話はいつも人生訓が詰まってて含蓄があるんだけど、今シーズンはそれが極まってた。
好きなシーンは、テッドがロビンに愛について説くシーンと、最終話で黄色い傘をさしたトレイシーに話しかけるシーン

残念なのが、1シーズンをバーニー・ロビンの結婚式とその準備に使うって構成に無理がありすぎて、前半はダラダラ感強かった。
その時間使ってトレイシーと出会った後のトレイシーとの人生についてもっと描いてほしかったなと思う。

ドラマ全体を総括して、自分の中では、ビッグバンセオリーには敵わないものの、フレンズを超える作品だった!
単なるシットコムじゃなくて、これぞ人生って感じのドラマ。
5人(+"ママ")をいつまでもみていたかった。
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