梅村

エールの梅村のネタバレレビュー・内容・結末

エール(2020年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

出番少ないけど重要な役を豪華な役者が演じてて沁みるぅ。吉岡秀隆のところ、朝ドラか?という重厚感。エールを。ってところ良かった。
戦時中のお話はつらいけど良かった。インパール作戦の件は怒りと切なさでボロボロ泣いちゃう。軍人ってあまり人物像が浮かばないけど、エールでは吟の旦那がやってて、少しだけ軍人のことがわかった気がする。
戦後のお話は、戦争孤児を引き取って暮らした人がいたとか、そういうことを知ると救われる。まだ苦しいことはあるけど徐々に活気が戻ってくる雰囲気が、大好きな昭和という感じ。見てて高揚してくる。
事実に基づいたお話が多くて、ゾクゾクする。今の朝ドラに続くラジオドラマを裕一が作っていたなんて。裕一と鉄雄が本当に同じ地元で知り合い同士だったなんて驚いた。しかも裕一が影響を受けた恩師も本当に小学校の先生だったとか。福島すごいところだ。
音さんは賢くて勘が良くて明るくてハッキリしてて、こんな人間に本当はなりたかったって思う人。うたの才能もあったのだろうけど、人間性こそ才能に見える。二階堂ふみピッタリだと思う。あと窪田正孝がビルマのシーンでタンクトップになってて腕が良すぎるドキドキしてしまった。。。。。普段のスーツの裕一も本当に素敵だしかっこいい!
笑えるしキャストもみんな良いし大好き!!私は好きなドラマって愛着が湧くんだけど、エールも漏れなく愛着がある❤
2020年って一体何だったんだろうって思う。自分にとっては自由を奪われて苦しい年でもあった。でもいつか2020年を思い出した時にエールのことも思い出すだろうな。楽しみだ。

最終回見て号泣してしまった。誰が一番大変とかではなくて、みんなが苦しんだ一年だったんだな。それをドラマから感じ取って、つくづく自分はノンフィクションが好きなんだなと思う。本当にエールをもらった。一生忘れない。
梅村

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