にょろ

エールのにょろのレビュー・感想・評価

エール(2020年製作のドラマ)
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最初の原始人演出には度肝を抜かれたが、最後まで飽きることなく楽しめた作品だった。唐沢寿明をはじめ、ところどころコメディ調すぎてどうなるかと思った演出もあったが、後半に行くにつれ落ち着き、見せたい部分、見せたいエピソードがはっきりしていてよかった。
今回から土曜がなくなった上にコロナで短縮放送となり特に最後は駆け足になっていた様子が否めなかったが、上手くまとまっていたと思う。
実質最終回は窓辺に向かって歩いてた二人が若き頃の姿となって海辺を歩く演出が泣けて良かった。広い海辺を歩く二人の姿がとても楽しそうで。
窪田正孝はどうしてもNのためにやデスノート、アンナチュラルなど影のある役ばかりを見てきたために、朝ドラの主人公と聞いたときは本当に驚いたがとても良かった。知名度を更に上げ、新境地を開いた感。二階堂ふみはオーディションでこの役を掴み取ったようだが、年齢以上の落ち着きがとても良い味を出していた。
全体的にミュージカル俳優や歌手を多用し、音楽にこだわっていてとても良かった。今日の最終回でそれを改めて感じた。
とにかく劇団四季元劇団員の岩城さんに全て持っていかれた…!!!
紅白でこの舞台を見たかった。
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