あーる

マダム・セクレタリー シーズン6のあーるのレビュー・感想・評価

4.2
政治ドラマの中で、唯一無二のドラマ!
ファイナルを見終わった率直な感想…感無量!!

・私の中でやっぱりこれは政治版「フルハウス」
家族愛、親子愛、チーム愛にあふれたハートフルなドラマ。
色々な側面から問題が起こっても、それを乗り越えていく。
外交官なので世界の国々で起こる社会問題や戦争…。
重い重い問題を、解決していくストーリーはとてもスッキリします。

・オススメしたい1番のポイントは、
難しい政治問題がとてもわかりやすく説明されること。
集中できなくて、なんとなく見ていてもわかりやすい。
私も”政治ドラマ”と聞いて、初めは身構えていましたが、
見やすさに驚きました。
それから場面も、基本ホワイトハウスか、自宅のシーンなのに
全く退屈しない。
よくできてるんですよ~~(誰w)

・全シーズン通して面白いな~って思うところは
アメリカ製作なだけに、
アメリカが他の国をどう思ってるかわかるのが面白い。
特に問題を起こすのは、ロシア、中国、中東系
そしてEUやNATOの加盟問題など。
ミサイルの保有や、移民問題ど
日本でニュースを見ていたら、なんだかとっつきにくい。という
話もすごくわかりやすいんです。
たまに日本もでてきます。やっぱりかという立ち位置の国です。笑

基本一話完結で、社会問題解決。スッキリ~

ここからネタバレ感想…

・いつもと違うストーリー構成のシーズン6。
シーズン5の最後が「大統領選挙に出馬します!」という決意表明だったのに、
シーズン6始め、すでに大統領に就任して約100日で驚いたー
ええっ!?選挙戦はないのっ!?って。
そこから、現在と過去(選挙中)をいったりきたり…。

当たり前だけど、今までの国務長官と大統領という職務は
仕事内容も立場も、負わされる責任も違うんだ…と私にまでビシバシ伝わった。

・今回のメインの1つともいえる、ハンソン議員の主張。
ベスが、イランと共謀したかもしれない疑惑。政治資金法違反の疑惑。
次々とベスの仲間が呼ばれる上院情報委員会の聴取。
1番見てて苦しかったのはデイジーのところだけど…。
この続く大統領選挙に対しての疑惑が、シーズン6に描きたかったことなのか、と思う反面
なんでこのつらい展開ー!?でした。
あと、アメリカの政治については無知なので、もしかして実際の大統領選挙で
こういう問題なんかはあるあるなのかなー?実際の問題を真似て作ってるの?と興味は沸いた。

重たい話が続くなか、
ベスの始球式や、犬が飼いたいけど大統領として角の立たない犬種探し、
最後まで問題を起こすヤンチャなジャクソン、国務長官だった頃の仲間たちとの会話…
スティーヴィーの恋愛はシーズン1から見ていた視聴者ならみんな
すでに娘の結婚を見守る立場になっていたでしょう。もちろん私も。笑
プロポーズのところもすごくニヤニヤ見ちゃった~
そして、ホワイトハウスで挙式とは…!!!でしたね。

あと興味深かったのは
ディープフェイクの動画が広まるエピソード。
最近「ブラックミラー」を見たかったから…
いやー色んな問題が起こって視聴者としては面白い!

シーズン6はラッセルとマイクBが大活躍!
ラッセルの夫婦問題まであってさー、ほんと感無量!
書ききれない。

ハンソン議員は皆さんご存じ、
「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラー。
なんか…実はいい人なんじゃ?なんて淡い期待を抱きながら
途中まで見てしまった。笑
違った。w

ラスト、第三次世界大戦に発展!?という大問題を起こしたのは中国でした。
中国か~~ロシアや中東はヤバかったかな?なんて思った。
中国って敵対しつつ、ファーストネームで呼び合う仲の良さも見えてましたもんね。

そんなこんなで全く書ききれないけど見終わって良かった!


「マダムセクレタリー」
シーズン6全10話

hulu配信 アメリカ製作
2014年~2019年
全シーズン6全120話
政治・ヒューマンドラマ
ファイナルシーズン

あらすじ
主人公は妻として、3人の子の母親として、
アメリカの国務長官として働くエリザベス。
彼女は持ち前の正義感と強い責任感で
様々な外交問題に挑んでいく…。
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