登場人物たちの一挙一動がとても人間らしくて、人を好きなる気持ちとか、通じた時の喜びとか、心配とか、迷いとか、悲しみとか、甘えてしまうずるさとか、申し訳無さとか、感謝とか、誰もが感じたことのある感情が次から次へとやってきて、何度も自分の感情も込み上げてきた。嬉しい瞬間には一緒に口角が上がったし、悲しい時には涙が出た。
話に出てくる誰もの展開が悪い方に進むことが多かったけど、そこから立ち直る姿を何度も見せられて、このタイトルでありテーマなんだなと思った。訂正、立ち直るというほど綺麗ではっきりとしたものじゃなくていいから、なんとか明日も生きようとする姿が強くて、自分にそこまでできるかなと思った。
ハンちゃんとかしんじくんとかお父ちゃんみたいにひたむきに大事な人に寄り添える人になりたいと思っているけど、なかなか難しいよね。清隆のママもすてきでした。
