みやざき

太平記のみやざきのネタバレレビュー・内容・結末

太平記(1991年製作のドラマ)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

BSの再放送で1年かけて視聴した。
たまらなく面白かった。
日々ものすごく迷いながらも理想のために、嫁の実家、推しの天皇、一緒に鎌倉幕府を滅ぼした戦友たち、最愛の弟、最後には実の息子とまで戦ってしまう足利尊氏の在り方が、何とも切なかった。

しかし、まさか最終回だけで観音の擾乱をほぼ片付けるとは思わなんだので、そこは驚いた。風呂敷たたむの下手過ぎないかと思ったけど、圧巻の最終回だったから、まあ良かった。死の床で人生を振り返り、殺し合ったマイメン達を思い出し、敵も味方もなく皆で一緒に生きたんだと思える尊氏はやっぱりカッコよかった。エモだった。優柔不断を通り過ぎて、ただのメンヘラなのではないかと思うときもあったが、やっぱり尊氏はカッコよかった。
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