ブラボー‼️なんていう締めくくりなんでしょうか…こんなドラマ観たことない。
オレオレ詐欺をテーマに
今の日本の社会の格差、老人たちの心の隙間、一筋縄ではいかない親子関係、犯罪者側の理由を様々に描いて、人間って悲しいけど愛おしいと思わせる。
更に捜査第ニ課のチームの人達が懸命に仕事する姿から、働く事の格好良さも感じました。
何よりも主人公の木村佳乃さん演じる今宮の真っ直ぐな心の在り様に胸を打たれる。人を信じる事の苦しさ。嬉しさ。人の孤独。
心の核となる部分を揺さぶられました。
以下ネタバレ
最終話での
廻谷の取り調べ室での台詞がかつての自分に重なりました。
一人一人の事を考えていたら辛い。
昔働いていた職場の頭の良い上司は、どんどん人を切り捨てていって、それに慣れることが、優秀な人材であると思っていました。
でも、良い仕事が出来たのは、信頼できる人達とチームを組んだ時。
どんな人かなんてどうでも良い、何が出来るかだけが重要だと思っていた私も、職場を変わってから、職場の人達一人一人が何が好きで、嫌いで、どんな人間なのかを見ないと物事はうまくいかないと実感して、成長できたと感じました。
理屈と情の間で、お金に囚われながら生きる、今の私達に、立ち止まって大切な人の顔を思い出させる、そんなドラマでした。
