人も、物も、機会も、手の届きそうなところに何もかもが溢れている。
そんな東京という街で、だけどそのどれもを上手に掴み取れずに生き続けていく事のしんどさ。
元から手の届かない物ならば苦しくもない。手が届きそうなのに永遠に届かない。
だから苦しい。
そしていつかやっと手が届いたらその瞬間にはもう、その視線の先にまた、届きそうで届かないほしいものや掴みたい未来が現れる。きっとたぶん、終わりがない。
……と、観終わった時は思ったりしたけれど、でも正直、東京を特別な街だとはもう思わない。東京とひと口に言っても暮らしてしまえばそれが日常ですし。ただ、色々便利だよねと思うくらい。
決して正しくはないけれど、ゆうきさんがすきでした。