名作!
司馬懿の睨みの演技いいね!
歴史に残っている戦いも、誰を主役とするかでこんなにも変わる 面白い。
作中、印象に残った詩。
「七歩詩」
豆を煮て持て羹あつものと作なし
鼓しを漉こして以て汁と為す
萁まめがらは釜下ふかに在りて燃え
豆は釜中ふちゅうに在りて泣く
本もと同根どうこんより生ずるに
相あひ煎にること何ぞ太はなはだ急なると
(七歩詩通釈:
魏の文帝(曹丕)はある時、東阿王(曹植)に七歩歩く間に詩を作れと命じ、もし出来なかったら極刑に処するといった。東阿王はそういわれてすぐに詩をつくった。「豆を煮て羮(あつもの)とし、豉(みそ)を濾して汁とする。萁(まめがら)は釜の下で燃え、豆は釜の中で泣いている。本は同じ根から生まれたものを、どうしてそんなに煎りつける」と。文帝は深くはじる様子があった。