自分の地元が舞台となっているので観てみました。
原作者が実際に福島県で出会った東日本大震災の被災者遺族の話をもとにしており、その原作で実際の神事や地域性を調べて描いていたということもあり、ドラマでも東日本大震災後の風評被害に関しての言動や、地元住民の悩み、1000年以上続く神事にかける想い、そして震災で亡くなった人々への想いなど、当時を思い出してしまう程にはしっかりと描かれていました。
仔馬を助けるために津波に飲まれた息子。息子の仇と考えるか、忘形見と捉えるかの葛藤。高い能力を秘めた仔馬と、家族の行動が中心として描かれています。ドラマとして少しご都合主義になっている部分や脚色もないとはいえませんが、ここまでしっかりと映像にしていただけただけたこと、とても嬉しく思います。