スペシャルドラマ リーガル・ハイの楽太郎のネタバレレビュー・内容・結末

土曜プレミアムの「リーガル・ハイ スペシャル」(2013.4.13)を10年経ってようやく。
古美門先生がいじめ問題に切り込む回。学校を訴えながら生徒は訴えないというところから戦略が始まっていて、いじめがあったかなかったかではなく、裁判は勝つことだという普段の言動を証明するかのような仕掛けに圧倒されました。
榮倉奈々さんの先生を過去の履歴を辿って打ち崩し、裁判官がその信用性に疑問をもったと分かったら、すかさず先生を抱き込んで生徒の心につけこむ。
いじめは右にならえの「空気」が作ると熱く語っておきながら、その「空気」を使ってなかったいじめをあったかのようにする。
影のリーダーと言われていた子が法廷でいじめているつもりはなかったと言っていたけど、それが真実だとしたら、これほどブラックな終わり方はない。ラストにいじめられていた生徒がさらっと「自分から飛び降りたかも」とか言っていたしね。