このレビューはネタバレを含みます
“五感のうちの4つ、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を失ったまま視覚だけを頼りにして探偵をしている日暮旅人という人がいる”
“感情を視ているんですよ”
“ええ、山菜に似た形をしているんですよ。驚くとワラビみたいで嬉しい時はヨモギで怒っている時はフキノトウに似てますね”
“顔も話したことも覚えてないのにすきってことだけずっと覚えてるの。だから灯衣の中では好きとママは同じだから、あっ卵焼きだ、すきって思うと卵焼きってママかもって思っちゃう。何かを好きになるたびにママみたいって思っちゃう”
赤い目薬で目が覚醒。
でも使いすぎると失明してしまう。。。
“生きのいい死体”
うまい棒。味覚がある時に食べたもので記憶に残っているものは今も記憶から味を感じることができるみたい。
灯衣ちゃんのママはドクターと呼ばれるドラックデザイナー。
灯衣ちゃんママ自体も実父に幼い頃売り飛ばされて、必死に必死に生きて、灯衣を授かるも組に誘拐され、一緒に暮らすこともままならぬまま、灯衣の危険を案じて自殺。。
灯衣ちゃんママによって作られたロストの試作品。
“5歳の時に誘拐されて監禁されて、解放されたら両親殺されてて、視覚以外の感覚なくなって、そんな絶望の中で20年…復讐だけが僕の原動力でした。復讐は僕の生きる希望なんですよ。僕から希望を奪わないでください。”
リッチーが旅人の両親を殺したのね。。
ちょっと狂っちゃってるもんなぁ。
旅人の目が少し悪化してしまったけれど、少しずつ声が届くように耳が聞こえるようになってきてよかった。
血の繋がりなんてなくてもあったかい家族だなぁ。