1986年4月26日、ソビエト連邦のチェルノブイリ原子力発電所で起きた世界最悪の原発事故の全貌を事実と証言に基づいて描いたドキュメンタリータッチの良質ドラマ。
真実を伝えることの大切さ、そこに命を削った人たちが幾人もいたこと、その尊さ。
あの時何が起こったのか、どんな状況だったのか、その裏でどんなことが起こっていたのか、事故の真相は何なのか、何が原因だったのか、何が問題だったのか、とても丁寧でドラマチックな映像と、巧妙なサウンド効果で緊張感、臨場感がダダ漏れて恐ろしいほどの描写に震える。
権力にも負けずに賢く勇敢な科学者たちがいたことにちょっとだけ救われる。
人類全員が見たい、他人事じゃない歴史的事件。