このレビューはネタバレを含みます
世界中の人間が観るべき映画。
この事故があった時16になる年であった。
風に乗ってやってくると言う放射能にビビりつつ、チェルノブイリは遠く彼方の国の話であった。
誰がこんな事になっていると想像出来たか。
人が溶解して行くと知っていたか?
ほぼお前の為に実験成功させたかったんやん?
ディアトロフ、全部部下にさせてクソ過ぎた。最初から最後まで色んな意味で保身オブザ保身。お前が溶けろ。と腹たちまくり。
水を抜く為の3人を決める時、地下を掘る炭鉱の男達にかけ合いに行く時、泣けた。
他者の為に命を投げ出す事が出来る人の尊さに、それを決めなくてはいけない方の人達に。3人の活躍が無かったら致命的な水蒸気爆発が起きて欧州は人の住めない土地になっていたというからこの3人は五兆円くらいあげても良かったのでは?
観終わる頃にはこんな恐ろしい原発が世界中にあるかと思うと生きた心地がしなくなる。
ちなみにボリス役のおじちゃん、スカルガルドだから調べたら「ズーランダー」のミーカス役のスカルガルド君のお父さんでした。ミーカス好き。