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チェルノブイリのkirinのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
4.5
一気見必須。かなり面白かったです。
5話5時間ぶっ通しで見れます。
福島原発事故のおよそ6倍。

東海村の臨界事故や福島原発事故の本や映画を読んだり見たりしたけど同じ事を思う。
膨大なエネルギーを生み出す核。
とてもじゃないが人間に操れる物ではないと感じる。手を抜いてはいけない場面で手を抜いて節約した挙げ句にお手上げ状態。
甘く見てかかった結末の後にまるで消耗品かの様に扱わられる人命。

全く意味分かっていない子供達の未来までもむしばんでゆく放射能。

「鉄の味がする」
消防士の台詞に鳥肌が立つ。

目に見えない毒の恐怖と、無知故の恐怖。
ここまで政府の人間と原発の幹部共がクソに見えたのが実話だなんて恐ろし過ぎる。

だけどそんな中でも必ず正義と真実を追い求めている人間がいるという事にも驚く。
誰もが自分や家族の命が大事なのに自分の寿命を削ってでも真実を追い求め、住民を避難させ政府を相手に迎え撃つ姿には感動する。

どの国もいつまで経ってもまともな仕事をしない政府にはうんざりする。

長いし、一気見必須なのでお正月休みにでも是非見てもらいたい。
最後の実際の写真やストーリーに少し救われる。
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