えそそ

チェルノブイリのえそそのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
4.7
この映画に出てくるありとあらゆる間違ったものが恐ろしい、人も人が作ったものも、それらが起こす惨劇も

知らないといけないことが沢山ある、知らないことは悪ではないが自分の首を締めたり人の首を締めたりすることになるんだ。

原子力発電所は日本にもあり、(人災じゃないにせよ)9年前の記憶が蘇る人も多いはず
僕は当時、中学生で福島から遠くに住んでたし深く考えていなかった、近くに住んでる人は気の毒だな、せめて募金でもしようくらいな感じだった。加えて電力のありがたさの方が体感してたから別に原発特に反対しないな〜と思ってたけど、このドラマをみてもう少し真剣に考える余地ができた。正しい情報を集めていろんなことの是非を自分なりに判断して自分なりに意見を持ちたい。

僕はずっとインディペンデンスデイのようなヒロイズムに憧れきた。攻めてきた宇宙人を滅ぼすために命をかけるのカッコいいやん、って思ってた。正直生命が終わるより誰かに忘れられることの方が辛いと思ってた自分にとって余裕っしょ!みたいな気持ちがあったけど、ここまでリアルを見せられてこの事件でバルブを開きに行く3人に僕は手を挙げることが出来ただろうか、とめちゃくちゃ悩んだ。だからこそあの3人(ボリス・バラノフ氏、ワレリー・ベスパロフ氏、アレクセイ・アナネンコ氏)を尊敬したい。僕もそんな勇気を持ち合わせられたらな。
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