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石の繭 殺人分析班のiomzのネタバレレビュー・内容・結末

石の繭 殺人分析班(2015年製作のドラマ)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

『密告はうたう』がとても面白かったので、内片輝監督のこちらのシリーズ第一弾を視聴。原作は未読ですが、因縁のある猟奇殺人事件を軸に捜一の新米女性刑事の成長が描かれる。

色々な登場人物の台詞回しが浮いているというか、いかにもドラマですという演出で終始あまり入り込めなかった。最初の仏壇から腕時計を借りていくシーンから寒いし、相棒兼教育係の彼が愛宕署に届いた挑発文書を「爆発物かもしれない!」とか「毒物!」とか言いながら結局自分で恐る恐る開けちゃうところは笑いました。

妙に仲は良いがあまり魅力的でない本庁の刑事たちと所轄の嫌味な刑事というあからさまな構図も微妙だし、猟奇殺人鬼を「トレミィ〜」と友達のように呼びかける塔子もあまりにマヌケっぽいです。なんで毎回帳場で会議やってる間に電話くるの?とか逆探知して緊急手配するも毎回逃げられるなど細かいツッコミどころは原作でもそうなのだろうか。

惰性で最後まで観たものの、昭島母子誘拐事件の話が出た時点で明らかに息子くんが犯人だとわかってしまうし、そもそもあまりリアリティのない事件が色々な演出ミスで残念な仕上がりになってる印象でした。
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