理不尽なゲームを突きつけられる、生き残りゲーム。生きるためには参加するしか選択肢がない。
いつもはこういう作品は観ないけど、この作品は一気に観てしまった。
今際の国に来てから思い返す、元の世界。
帰りたいと願う元の世界で、じぶんの人生をちゃんと生きていただろうか。
どうでもいいと、どこか投げやりにもなっていた。思い通りにならない人生にイラついてもいた。それでも変えようとしないで、ただただその日を過ごしてきた。
アリスが今際の国で思い返したであろうそんなことを、わたしも思いながら生きている。彼らが帰りたい世界に居ながら。
「なんでここまでして生きたいと思うんだろうね」
死をリアルに感じて生きる世界で、じぶんの生きたいという気持ちに気づく。
その理由は、みんなそれぞれにあって、
生きる理由なんてないと思っていた人も生きる理由を見つけていく。
いのちのビザは見えてないだけで、わたしにも与えられている。
そんなメッセージを受け取っても、いざ過去といま起きている現実と向き合うのもなかなかしんどい。
アリスたちはどうするんだろう。この現実世界よりも極限な状態で。
その物語をエネルギーに、この現実世界と向き合おうとしているのかもしれない。
続きを、早く観たい...