ぎんちゃん

補佐官のぎんちゃんのレビュー・感想・評価

補佐官(2019年製作のドラマ)
4.3
ドラマとはわかっていても、誠実な国家権力はこの世には存在しないのかと虚しさを感じながら、スピーディーな展開に身を任せてほぼ一気見した
韓国を舞台にした作り話、だとはなかなか信じきれない昨今
日本はどこまで腐ってるのだろう?なんて思いが常に頭にあったかな

テジュンの策略にそれなりのダメージを受けるのに、結局はそれを上回る権力者たちの狡猾さ
世の中を変えなければ、という真っ直ぐな理想はすぐにへし折られ、その無力さに私まで何度も辛くなった
でもその一方で、決して諦めてはいけない、いつかきっと光が差すはず、と思わせてくれるストーリーだった
だから辛くとも見続けられる

この作品、シーズン1・2というより前編と後編という感じかな
続きを見ないわけにはいかない、と思わせるラストの数話の展開、さすがだと思った

メインのおふたりはもちろん素敵
イジョンジェ氏はこの作品が初めてだったけど、テジュンの役にピッタリだと思った
(イカゲームを観るかは未定)
シンミナちゃんも女性議員の苦悩をうまく演じていた
だけどそれ以上に、ユン秘書が美しく聡明
インターンのハン君のキャラも青臭さもまた良き

イソンミン議員が涙の女王のお父さんと気づくのに時間がかかった私
同作出演のおじさま2人が別の関係性の役柄でやり合ってるのも個人的に面白かった
ぎんちゃん

ぎんちゃん