はら

ロキ シーズン1のはらのネタバレレビュー・内容・結末

ロキ シーズン1(2021年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

3話良かった。TVAのレトロフューチャーもいいけど、ラメンティスのネオン!てかんじの雰囲気すごく好き。愛がなんなのかは言い淀むのに、自分の代名詞である悪戯が愛ではないことだけは即答しちゃうんだ…(完全に歪んだ愛だと思うけど)。民族音楽の歌とか「another!」って言いながらグラス割るとか、アズカルドの伝統が垣間見えるの良い(ソーも一作目でやってたね!)。
望みを絶たれてただ手を繋ぐしかないって状況、ありがちだけどいいよね。ドントルックアップを思い出した。

まぁしかし「俺たちの戦いはこれからだ!」オチだったり、必要性をあまり感じないコテコテの恋愛要素だったり(キスシーン雑すぎて笑った)、3話以外はちょっと飽きちゃったりで全体的にそんなに高評価はできなかった。

ナルシストで怖がりで一人になりたくないロキが別の自分を好きになっちゃうのってまぁ必然で、だって自分になら本当の意味で裏切られることはないもんね。裏切りがあったとしても、それは「わたしならこう裏切るな」という信頼の中にあるので傷つくことがない。
お互いを簡単に深く理解しあえる(協力しあえるとは言っていない)からこそ別バースの自分とは一時の邂逅であってほしい気持ちもある。ずっと一緒にいるのは何かを放棄してしまっているようでちょっと違うんじゃないのって、わかってくれる人がこの世界のどこかに確かにいるってそれくらいが丁度いいと思ってしまう。

元々ラスボスの力でMCUユニバースだけ独立してて、エンドゲームをきっかけに今回の騒動に至りユニバースの壁が壊れたの、後付けとはいえしっかりフェイズ4としてノーウェイホームに繋げててすごいなと思ったし、だから今までマルチバース作品にMCUが参戦してなかったんだねって理由付けにもなってる。そして、変異体を作らせないように辻褄を合わせようとしてたエンドゲームによって絶対に復活するはずのなかった人たちの復帰の可能性が、このドラマのおかげででてきたのも嬉しい。おれたちのガモーラをはやく返してくれ!!
はら

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