夏

ロキ シーズン2の夏のネタバレレビュー・内容・結末

ロキ シーズン2(2023年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

LOKI season2, また素晴らしいMCU世界線の幕開けを目撃してしまった。

「イタズラと裏切りの神、そう俺はずっと悪党だ。」
ソーの弟、ヨトゥンへイムの子、アスガルドの裏切り者、アベンジャーズの敵、ヴィランであり続けたロキの覚悟。
「今までずっと悪事ばかり働いてきた それが私かもな 負け犬だ 今までも これからもそう So I can do terrible awful thing to you. I’m a villain, remember?」
周りを、自分自身をも嘲笑いながら身を犠牲にしてその重積に立ち向かうロキの心に少なからず共感し涙するのは、私たちが正義のヒーローではないかもしれない。強く逞しく美しく、尊敬され世界中から愛されるヒーローではない彼がやっとみつけた大いなる目的に鳥肌が立つ。
 そう、TVAに馴染みすぎて忘れていたけれど彼は神なのだ。(ここまでTVAに馴染んでいるのはメビウス達との友情のおかげであり、ロキにできたお友達を愛せずにはいられない。”I want TVA back. -And?- I want my friends back”)
 「何から逃げている?」s1e1のメビウスからの問いを見事に回収した最終回。結局悪夢に変わり無いこの現実を守るため「大いなる目的」を掲げ、そこから逃げてきた彼が最後に全てを捧げ挑み選んだ場所。
”I know what I want. I know what kind of the god I need to be”

「死にゆく者と死に、死者と生まれる」
大いなる目的の壮大な伏線回収「物語の神」が、これからのMCUの神聖時間軸とマルチバースを支えている。

それにしても、マーベルズの結末を迎えたこの流れでこの冬What if..?が来るかもしれないというのは、、最高ですね。
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