ここまでハイコンテクストな作品ひさしぶりに観た気がする。
5話くらいまで一体何が起こっているんだ状態で物語に翻弄されてちょっと泣きそうになったけど完走して絶対観てよかったと思える作品
映画版ウォッチメンの約30年後を描いた世界で史実としてのアメリカの闇の歴史にヒーロー達の存在を加えることでシリアスな出来事を面白いフィクションだけどきちんと世相を反映した作品になっている
今や多くのマイノリティヒーロー作品が誕生してるということからも、ヒーローは白人男性でなければいけないという人種差別に抵抗してきた歴史があるからなわけで、そうした現実とこのウォッチメンの作品内を比較すると面白いかも。
特にヒーローがマスクを付ける理由が描かれていたのは新鮮で面白かった。
リミテッドシリーズなので続きが作られることはないけど、ラストの余白の多さ的にも主人公の今後が気になる