おれんじ

十八の瞬間のおれんじのレビュー・感想・評価

十八の瞬間(2019年製作のドラマ)
4.6
すごく良かった!18歳のまぶしくて儚い瞬間が詰まっていました!主演のオンソンウが魅力的です。 
序盤は暗い感じが漂うので心配でしたが、いつの間にかハマっていました。
爽やかで清々しいのと同時に切なく苦しくもありましたが、恋っていいな、若いって素晴らしいと思える作品。
OSTが控えめで優しいメロディーで、かかるたびに切ない気持ちになりドラマに深みを与えています。

主人公ジュヌが転校早々酷い目に遭うのですが…やり切れない気持ちや悔しさをうまくコントロールしていて、その強さに目が離せなくなりました。
冷めているようで可愛らしい一面あり、ヒロインのスビンに対しては意外と積極的な部分も。クラスにだんだん馴染んでいく様子も良かったです。

クラスメイトのエピソードも良いです。純粋で真っ直ぐ、一方で繊細で人を傷つけたり傷つけられたり。キラキラした部分と不安定な感情を日常やそれぞれが抱える問題とうまく絡めて描かれていました。

そしてこの作品は担任の先生なしでは語れない…生徒の気持ちを常に想い、親と学校の狭間で苦悩し、弱気な自分を鼓舞する姿。子どもたちと一緒に教師として成長していく過程が素晴らしかったです。子どもを尊重し、ここぞという時に一歩踏み出せる勇気を与えてあげれる大人でありたいと思いました。
自分はこういう系統のドラマが好きなんだ、と再認識。出会えて良かった作品です!
おれんじ

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