最初はのだめのような青春音楽ラブコメだと思って見始めたら全然違いました。ティンパニー奏者という主人公の折角の設定が残念ながらあまり活かされず、殺人事件のキーマンとして、振り回されて利用されて、恋した人は恋してはいけない人だったという葛藤に悩まされて、切ないシーンが前半に続き、個人的には大変盛り上がりました。ヨンウジンの謎な態度に冷たい目が魅力的で、犯人は視聴者にもおおよその見当はつくものの、ハウダニットの段階では、やはりやるせないものを感じ、登場の最初から故人であるヨンウジンの弟には同情を覚えました。しかしもうちょっとティンパニーをヒロインが頑張るシーンも盛り込んで欲しかったなと思います。