このレビューはネタバレを含みます
自称女泥棒の硬派クライムドラマタランティーノ風味。
一般人巻き込まれ型クライムドラマかと思ってたら、レジェンド級犯罪者が跋扈する硬派なクライムドラマで、基本的にみなさん適切なタイミングで死んでいき、違和感ある生き残りなし。
ボカーン、ドカーンな派手さはないけど秒針が静かに進んでいくように物語は進み、最後はバグが残ったAIのような会話しかしなかったジェットが娘をさらわれたことでまるで人間のように感情をあらわにするまでを楽しむのが作法。
1話冒頭のベニー達の意味不明な会話に「パルプ・フィクション」のヴィンセントとジュールスを、不倫イカレ女からの顔面放尿あたりにまたまた「パルプ・フィクション」の悪徳警官ゼッドに掘られるギャングのボス、マーセラスを思い出したので「タランティーノ風味」ということに。
「おもしろい」というより「好き」。