このレビューはネタバレを含みます
これ!傑作!ですっ!
プレビューのヒロイン見てパッとしなくてあまり見る気がしなくて、、。
だけどペクサン芸術大賞で不時着抑えて大賞取ってたので気になってたんだよね。
影のある美人のヒロインはシングルマザー。
今まで感情を抑えて目立たず生きてきたけど、なんだか皆んなの注目を集めるタイプ。
美人っていえば美人なのかなー?と最初は思ってたけど、ど直球のヨンシクに愛されてどんどんドンベクが解放されていくのは見事だし、ピルグは8歳らしく(日本では多分6歳)自分の感情を出す子供で、だけどドンベクの気持ちも分かり守っていくのが可愛くて。
狭い田舎町の噂好きな主婦たち。
何故かいつもみんな家の前に居る。
都会では味わえない人情を、決して甘いだけではなくドンベクを排除しようとするが悪者になりきれない主婦たちを、不時着の主婦リーダーが演じていていつも変わったブラウス来てるのも田舎っぽくて良い。
ドンベクの解放物語かと思いきや、実はジョーカーというサイコ野郎の話も同時進行で出てきてドンベクを狙っているのがジワる。
その甘いと苦いをうまく仕上げていて、ちょっとサイコ野郎のドキドキとドンベクの周りの人達。特に母親や謎の人物で最後の方でようやくわかる。
もう、脚本が秀逸で全て繋がっていてあれだけ登場人物が多いのにきちんと回収してるのもすごい。
ヨンシク役のカンハヌルってあんな顔でしたっけー?
純朴な青年役だからかな。もう少しイケメンだったような、、??
ヨンシクみたいな人理想。
最後にピルグの会見シーンの前に制服が映るのだが、それは悲壮な死を遂げたヒャンミの本名でしたねー。制服の名前見た時ゾワっとしたよ。
ほんとに傑作でした。
しばらく余韻に浸れそう。