青天を衝けのおちゃかのレビュー・感想・評価

大河ドラマの革命というか、新しいフェーズを切り拓いた感のある今作。歴史に忠実なことと、経済を軸に描いているところがかなり民放ドラマに近い。新札になる渋沢栄一、吉沢亮で力が入り過ぎて外さないかと思ってたけど、なんのなんの。非常に丁寧な作りで、かつ斬新な演出とセリフ回しで武家社会からの転換期を絶妙なバランスで描いている。キャスティングもハマってるし、最期まで観るまでもなく及第点。正直、面白いかどうか、感動したりするかどうかは微妙なんだけど、完成度は高めで落ち着くでしょう。