はさみのり

ディア・マイ・フレンズのはさみのりのレビュー・感想・評価

ディア・マイ・フレンズ(2016年製作のドラマ)
3.6
韓ドラ24話。
主人公は作家としてシングル生活してる女性ワン。
その母と友人ら高齢者達と関わる事が多くなる中で、面倒、鬱陶しい的な感覚から徐々に心境の変化が見られ、、、

ワンの心の成長と高齢社会の生きがい✨

主人公ワンの恋愛話も織り交ぜながら、
高齢者の仲良しグループを中心に話が進む。

日本では数年前に昼の連ドラで「やすらぎの郷」があったが、それは高齢者ホームが舞台で、若者は殆ど出てこなかったが、
こちらは各々自宅で過ごしているのと、娘達の抱える問題等もありドラマの伏線が広がっていた。
(勿論「やすらぎの郷」も好きなドラマでした)

色んなドラマ等で拝見してきたベテラン勢が、仲良し乍らそれぞれ家庭の問題や、自分達の老いや病気の話で話題が事欠かず、テンポ良く観れるので毎回次を楽しみにしていた。
高齢になってもすぐ会える友達がいる、悩みを聞いたり一緒に泣いてくれる仲間がいる、なんて羨ましいんだろう。
自分もそんな高齢者になりたい、と。

でもワンの恋愛は見ててもどかしく。。。
愛している彼の事を、なかなか受け入れられずにいるワンには共感出来なかった。
事故で車椅子生活になった彼はいつも穏やかに笑顔を見せてるが、それまでどれだけの努力や苦悩を乗り越え、障害者としての克服があったのかは語られてない。が、普通にその程度は想像出来るので、ワンが1人でいつまでもメソメソしてるのが見てられなかった😓

あと高齢者施設に入所する事への意識が、
まだまだ"可哀想"等不幸な事の様に描かれているのはこの現代において遅れている様な気がした、のは私だけなのかな。
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