まさに二匹目のどじょうはいなかったという典型。
天空不動産での春田牧コンビのシリーズとは別物と思って見たとしても主役の春田と黒澤は主軸でいるのでどうしても見る側が前作を引きずってしまうのは否めない。
そこを取っ払って見たとしても終始、ストーリーに骨がないというか、散漫な印象が残る。
要となる成瀬、四宮の思いがそれぞれ相手にのめり込むほどの根拠というかバックグラウンドの描き方が中途半端なので感情移入しにくいのか。
役者は揃っているにもかかわらず、力量活かせてないのでは？もったいない。
前作の純愛度が高かっただけに、今作はどこに焦点を持ってくるかで相当苦労した感あり。
主軸の描き方が振り切れていない分、脇役の良さが目立つ。
CAの根古、ディスパッチャーの烏丸が案外、締めてくれていたと思う。
