学校の名前を直接刺繍した制服のワイシャツ、少し錆びた給水塔、そして、ショートカットの美少女等、台湾映画好きの僕には堪らないノスタルジックな映像が満載。ヒロインがミュージシャンを目指す女子高生という事で、テーマ曲はアジカンやPuffy辺りを思わせる'90～'00年代テイストになっている。

そんなヒロインと、女子との付き合いが苦手な男子高校生が織りなす青春ドラマかと思っていたら、2話目以降、暴力や犯罪の匂いがどんどん強くなり、ハードな社会派ドラマとしての側面が本性を露わにしていく。韓国ドラマの胸糞系ともひと味違う、とてもドライで容赦ない描写は「牯嶺街少年殺人事件」('91年）の系譜とも言えそうな台湾特有のテイストだ。

とてもやり切れない終わり方だったので、これはもうシーズン2を観るしかない。

（どうやら僕がFilmarks初レビューのようだけど、台湾の放送業界では金鐘獎の作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞を獲得をする等、高く評価されているのも頷ける、エネルギッシュな作品だった）

韓国もいいけど、台湾ドラマも最近大好きでー。
もー、これもめちゃめちゃ良かったです。
昨日見終わってまだ思い出して泣けるレベル。

底無しハッピー感満載のオープニングはいい意味で内容を裏切ってる。オープニングを見て「思ってたのとなんか違う」っていう人も、騙されたと思って見てほしい。そしてその底無しハッピー感は、じわじわとかなり効いてくるので。

普通の暮らしのすぐそばに暴力や薬、売春などの闇が潜んでいて、まだ高校生の子供たちがそれぞれの取捨選択でどんどん危うくなっていくのが辛い。その後の人生がガラッと変わってしまうことに大人が1ミリも関与していないことにゾゾ…。

正直2話くらいまで1.25倍速で見てたんだけど（笑）途中で普通に戻した位見入ってしまった…。まさかRAPで号泣させられるとは思わなかった。

すぐシーズン2を5分くらい見たけど、調べたところによると6年後を描いているようで…1のラストの余韻に浸り過ぎて、私には6年後は早すぎる…数日置いて見ることにします。

weiboで巫建和調べてたらこのドラマの画像が出てきて観たい！と思って中国語を翻訳しながらやっと見れた！！
最初は黄遠と巫建和かっこいいな〜青春やな〜と思って見てたけど途中から大人の悪い世界に片足突っ込んだり見てはいけないものを見てしまう高校生が多くて闇が深くずーっと重かった。巫建和 坊主で少年院入る役多い🥲