回想シーンでご飯3杯いけるさんの映画レビュー・感想・評価

回想シーンでご飯3杯いける

回想シーンでご飯3杯いける

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.7

つい先日、アンハサウェイ主演のバツイチ女性が、ボーイズグループのイケメンと恋に落ちる映画「アイデア・オブ・ユー」を観て、「夢物語だけどアンハサウェイが可愛いから成立する」という感想が多く見られたことも>>続きを読む

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.5

前半と後半で全然雰囲気が違う。

原題とは全く違う邦題が付いてしまったので、スターリンによる人口飢饉をメインテーマにした映画にも見えるけど、その事実を世界で初めて報道したイギリス人記者ガレス・ジョーン
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.2

原題も監督も変わってしまったけど、一応前作となる「サーチ」と同じテーマで作られたシリーズ物の扱いらしい。パッと見の大きな変更点は、前作が「親が子を探す」話だったのに対して、「子が親を探す」話になってい>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.6

「ポルノ界のアカデミー賞」を5回逃したポルノ俳優マイキーが、長年別居中だった妻の実家に無一文で帰ってきた。口だけは達者だけど、まるで生活力が無く、その特殊な経歴故に、新しい仕事も見つからない。そんなク>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.6

大人と子供の出会いが互いの人生に影響を与えていく様子を描いた映画は、「カモン カモン」「ヴィンセントが教えてくれたこと」「20センチュリー・ウーマン」「アマンダと僕」等、名作が多いが、女同士の組み合わ>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.0

突然記憶を失った男が、治療のための回復プログラム“新しい自分”に参加することになる。思い出せないのなら、まずは新しい記憶を脳に作っていき、それをきっかけに過去を思い出すという感じだろうか。

この治療
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

相変わらず精力的に映画を撮り続けている藤井道人は、以前から邦画ではなくアジア映画の一部として映画を作っている印象が強い。韓国のシム・ウンギョンを起用した「新聞記者」は言うまでも無いし、回想シーンを効果>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

昨日レビューした「山の郵便配達」の舞台、中国湖南省よりも更にアジアの奥地にあるブータンが舞台。その首都からバスで2日、更に徒歩で6日を費やしてようやく辿り着く事が出来る、標高4000mの秘境ルナナにあ>>続きを読む

山の郵便配達(1999年製作の映画)

3.6

中国圏最大の映画賞である中国映画金鶏奨を獲得する等、2000年前後に中国映画の名作とされていた作品をようやく鑑賞した。ツタヤでも見かけた事が無かったのだが、amazonプライムでは見放題で配信されてい>>続きを読む

ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

3.2

オーストラリア出身の女性シンガーSIAが初監督を務める映画。本人はあまり積極的に顔出しせず、声とビジュアル・イメージで自己表現するスタイルなので、この映画にも本人は登場しない。これまで映画と縁のない人>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.3

タイトルは、大沢誉志幸による1984年リリースのヒット曲から引用しているものの、内容は原曲のお洒落なシティポップとは正反対の、不器用で自分勝手なクズ男の話になっている。

浮気がばれて同棲中の彼女に問
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夏時間(2019年製作の映画)

4.0

事業に失敗し奥さんにも逃げられてしまった父親が、娘と息子を連れて飛び込んできたのは、お祖父ちゃんが1人で住む大きな一軒家。そこで過ごす事になる夏休みの様子を、まるで日記のように描いている。

スマホが
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ウーマン・キング 無敵の女戦士たち(2022年製作の映画)

3.6

19世紀のアフリカに実在した国「ダホメ王国」を舞台に、女性のみで構成された戦士部隊の戦いを描いた歴史アクション映画。この戦士部隊が、マーベル映画「ブラックパンサー」に登場する親衛隊ドーラミラージュのモ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.5

期待していたわけでは無いけど、あまりに評価が高いので鑑賞。

確かに所謂特撮映画、怪獣映画としての「ゴジラ」のブランドに恥じないアイデアと映像を楽しめる作品ではあると思う。が、しかし、日本映画業界で大
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.6

2023年の大ヒット・ホラーをようやく鑑賞。ホラー・マニアには物足りなさそうだけど、色んな要素が上手く噛み合って、本当に良く出来ている。

少女の姿をしたAIという王道の設定に加えて、何と言っても、そ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.9

辻村深月による、不登校を題材にした青春群像劇が原作。小説を映像化する場合、本作のようにSF的な要素が入ってくると、どうしてもCGを使う必要が出てきて、実写だとチープな感じになってしまう場合が多い。本作>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

「グランツーリスモ」ってレースゲームというより、自ら「カーライフ・シュミレーター」と掲げている事からも分かるように、シュミレーター志向のソフトなので、セガ系の派手なレースゲームが好きだった僕からすると>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.6

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作品。今回鑑賞したのは「マッチ工場の少女」だ。

冒頭のマッチ工場の機械が動く様子を延々と捉えたシーンが強いインパクトを残す。反復する動きは勿論なのだが、心に刻まれ
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.6

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作品。今回鑑賞したのは「真夜中の虹」だ。

炭鉱の閉山で失業した男に、時代遅れなコンバーチブルのキャデラックを託し、父は自殺する。それを中古車屋に売って大金を得るも
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.8

映画を頻繁に観る見るように前に少しだけつまみ食いした程度だった、フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作品を久々に鑑賞。

ゴミ収集業で働く男と、スーパーのレジ担当として働く女性の、一風変わった純愛物語
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私がケーキを焼く理由(2023年製作の映画)

4.1

ちょっと可愛らしい邦題が付いているので、新人パティシエのサクセス・ストーリーかと勘違いしていたけど、内容は全然違う。ケーキを焼いているのは法律家を目指す若い女性ジェーン。ケーキを焼く理由はあまり意識せ>>続きを読む

アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

2.0

アン・ハサウェイ、ニコラス・ガリツィン、コーチェラ・フェスティバル、スターとの恋。とても分かり易いこれらの情報が並ぶだけで、手堅くヒット(配信作品の場合は再生回数)が見込めるのだろう。言い方を変えると>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

黒澤明による1952年の名作が、イギリスの名優ビル・ナイ主演、カズオ・イシグロ脚本によってリメイク。

アナログ感溢れる映像やクレジットのフォント使い、1950年代を再現するロンドンの風景等、過去作品
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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

4.0

フォローしている皆さんのレビューが軒並み高評価だったので気になっていた作品。確かにこれは良い。

道路が整備されていない山村に、住民自らが私設駅を作るという実話ベースの話らしいのだが、おそらく実話とリ
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.2

郊外の一軒家に祖母と暮らす貝のマルセルが主人公。そこに引っ越してきた映像作家のディーンがドキュメンタリーを撮影する体で綴られている。配給はA24である。

映像は実写とストップモーション・アニメの合わ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

黒人のステレオタイプな描写ばかりがウケてしまう小説や映画業界をブラックユーモアたっぷりに描いた作品。

とは言っても、作品の感触自体はさほど毒々しい感じではなく、インテリ系の黒人文学教授が学内の問題行
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.2

5点満点を付けた「少年の君」のデレク・ツァン監督による作品。こっちの方が先に撮られたっぽいのだが、「少年の君」同様に物凄い熱量で、ラストシーンまでとことん引き込まれた。

2人の女性の、小学校時代から
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

4.0

本作も現時点ではamazonプライムのみで配信されている作品。可愛らしい邦題が付いているが、実際は交通事故によって過酷な運命を強いられた人達の姿を描いた、かなり辛口の映画である。

本作もまた、前回レ
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慌てず騒がず(2023年製作の映画)

4.0

配信でひっそりと公開されているamazonオリジナル作品だけど、さすが映画大国のインド。さりげなく深い内容になっている。

タイトルはヒンディー語で「楽しくいこう」みたいな意味。お客さんとのトラブルで
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ミュージック ~僕だけに聴こえる音~(2024年製作の映画)

3.4

久々のamazonプライム無料体験期間という事で、amazonオリジナル作品のレビューはまだまだ続く。

本作はニュージャージー州で暮らすブラジル系アメリカ人の話。主人公の青年は、日常の生活音が音楽に
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.9

久々のamazonプライム無料体験期間。というわけで、暫くの間アマプラ・オリジナル作品や独占配信作品のレビューが中心になります。

本作の冒頭を観て、バリー・コーガンがLGBTQ映画?と早とちりしたの
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傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

3.4

借金の取り立て屋の男と、親の肩代わりで取り立てに追われる女が恋に落ちる話。台湾映画「君が最後の初恋」もほぼ同じ設定とストーリーだったのだが、原作が同じだったりするのだろうか。

まあ、チンピラが堅気の
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チャムキラ(2024年製作の映画)

4.0

Netflixでもすっかり配信数が減っているインド映画だが(翻訳家の人手不足が原因か)、これは久々の力作。インド・パキスタン分離独立で取り沙汰されるパンジャブ地方で1980年代に人気を博した男性歌手チ>>続きを読む

ビューティフル・ゲーム(2024年製作の映画)

3.8

韓国映画「ドリーム」と同じ、ホームレス・サッカー・ワールドカップを題材にした、実話ベースの作品。韓国の方はパク・ソジュンが監督役だったが、イギリス製作のこっちはビル・ナイが主演で、監督ではなくコーチ役>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

カラオケ大会で最下位になると兄貴分から恐怖の罰ゲームを受ける事になってしまうヤクザが、歌のコーチとして選んだのは、合唱部の部長を務める男子中学生。いかにも漫画が原作と言う感じの「実際にはあり得ないけれ>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.6

オフィスの中で走り回る人がとても苦手なので、ファッション誌“RUNWAY”の編集部を描く冒頭のシーンが凄くストレスフル! でも、そう思わせたって事は、この映画が分かり易くてテンポの良い映画だという証拠>>続きを読む

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