回想シーンでご飯3杯いけるさんの映画レビュー・感想・評価

回想シーンでご飯3杯いける

回想シーンでご飯3杯いける

ストーリーだけではなく、演出や構成に輝きのある作品が好きです。
ユーザーIDを見れば察しがつくと思いますが、映画を彩る音楽や音響には自然と耳が行ってしまう。

良いと思った映画を評価する際の基準を提示する意味でも、良くないと思った映画にも正直な評価を書きます。3.0が基準点。

映画館以外も、全て5.1ch環境にて鑑賞。

映画(1180)
ドラマ(0)

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

3.6

フィリピンのスラム街で暮らす孤児の少女ブランカが、目の不自由なギタリスト、トミーと出会い、成長する様子を描いた作品。監督は、海外を拠点にする日本人なんだとか。

ブランカ以外のキャストは、全て実際の路
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.3

同じ時期に映画化された沼田まほかる原作の「ユリゴコロ」がイマイチだったので、こっちはどうだろう?と思っていたら、最高じゃないか!

所謂どんでん返し系のサスペンスでありながら、どんでん返しありきになっ
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受取人不明(2001年製作の映画)

2.5

最新作「The NET」や、製作・脚本で携わった「レッド・ファミリー」は、朝鮮半島問題を取り入れたエモーショナルな作風で、その個性を存分に楽しませてもらったキム・ギドクの初期監督作品。

公開が200
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.8

オンライン試写会にて鑑賞。カンヌ国際映画祭で主演男優賞 & 脚本賞を受賞。あの「タクシードライバー」も引き合いに出される等、注目を集めている作品。

主人公がトラウマを抱える元軍人である点や、美少女と
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

フロリダの青い空と、Kool & The Gangの明るい音楽で始まるが、ディズニー・ワールドの近所にある安モーテルに住み着いている親子を描いた本作は、母子家庭の貧困にスポットを当てており、必ずしもハ>>続きを読む

ディア・ライフ(2016年製作の映画)

3.3

監督・脚本は「マダムインニューヨーク」のガウリ・シンテー。思いっきり分かり易く言えば、インド版「スウィート17モンスター」、もしくは「勝手にふるえてろ」という事になる。

ただし、主人公は非モテ系では
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グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

3.4

各レビューサイトでの評価が芳しくないので期待していなかったけど、実際に観てみると十分に面白く感じた。それは恐らく、僕がワイドショーをあまり見ないせいもあるのだと思う。そもそも描かれているワイドショーの>>続きを読む

クラークス(1994年製作の映画)

3.9

ジム・ジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」からお洒落要素を抜いた感じのモノクロ会話劇。「コーヒー&シガレッツ」からお洒落を抜いたら何も残らんやろ!と思うけど、これがめっぽう面白いのだから侮れない。>>続きを読む

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.7

ヨーロッパのコメディ映画って、日本人の感覚に合わないと良く言われるけど、それも結局慣れの問題なのかもしれない。最近は日本のお笑い番組をあまり観なくなった事もあって、むしろヨーロッパのコメディ映画の方が>>続きを読む

イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

3.5

前作「序章」からしっかり話が繋がっていて、今作はイギリス統治下の香港が舞台。つまり前作で敵として描かれていた日本人のポジションが、今作ではイギリス人になっている。

この変化が作品のテイストにそのまま
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.8

カンヌ映画祭で上映されたものの、配信作品である事から受賞対象から外すべきとの議論を呼んだ作品。逆に言えば、配信作品である点を除けばパルム・ドール受賞に相応しいレベルの作品という事でもある。

頑固な彫
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

レゴ・ムービーなめてた!ごめんなさい!

なるほどー、こういう話だったのか。レゴ・ブロックの世界をストップモーション・アニメ風に映像化した作品である事と、実際に商品化されている「バットマン」や「スター
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

僕にとっては、この「シンドラーのリスト」や「戦火の馬」辺りが、スピルバーグの作風の核心に思える。ヒューマニズムと生きる者に対する限りない愛。まだホロコーストを題材にした映画自体が少なかった'93年に、>>続きを読む

無伴奏(2016年製作の映画)

3.3

原作未読。何とも不思議な存在感を持つ作品。

学生運動が盛んだった'70年前後の若者を、当時を知らない20~30代の若者が演じている。彼らにとってはまるで時代劇と言ってよいぐらい昔の話なのだが、その試
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

1.5

原作未読。余命わずかな主人公の前に悪魔が現れ、世界から大切な物をひとつ消す毎に1日の命をもらえるという話。

タイトルのインパクトはなかなか良いんだけど、映画として薄っぺらい感じがする。世界から電話、
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ウィ・アンド・アイ(2012年製作の映画)

3.0

ブロンクスを走る路線バスの学年最終日、夕刻。つまり夏休み直前の様子を描いたワン・シチュエーション映画。

冒頭の雰囲気は、同じブロンクスを舞台にしたドラマ「ゲットダウン」や、お隣のブルックリンを舞台に
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マッドバウンド 哀しき友情(2017年製作の映画)

4.5

これもNetflixオリジナルのかなり強力な作品。第二次世界大戦の時代を舞台に、ミシシッピ・デルタの綿花農場を営む白人の地主一家と、黒人の小作農一家の間にある、人種差別の根深さを描いている。

地主の
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光のほうへ(2010年製作の映画)

3.0

育児放棄を題材にしたデンマークの作品。幼い頃に愛情を持って育てられなかった兄弟が、大人になっても上手く人間関係を築けない。本人達に悪気はないのに、感情をコントロールできずに、自分や他人を傷付けたり。>>続きを読む

キミとボクの距離(2016年製作の映画)

3.7

アメリカで劇場公開された後、現在はNetflixオリジナル作品としてネット公開されている作品。火星生まれの少年が地球に降り立ち、インターネットで知り合った少女と共に、まだ会った事のない父親を探すしをす>>続きを読む

クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

2.8

クレしん映画はこれまでに何本か観てきたし「オトナ帝国の逆襲」はベスト・ムービーにも登録しているぐらい好きなんだけど、これは正直まあまあという感じだった。

シリーズの中でもかなり初期の作品で、(観た事
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.6

スターウォーズ「ローグワン」に出演した事で、今まで以上に注目を浴びるようになったドニー・イェンが主演。彼が演じるのは、ブルース・リーの師匠としても知られる実在の武術家イップ・マン。

カンフー映画とい
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ラングーン(2017年製作の映画)

4.0

戦争あり、アクションあり、お色気あり、三角関係あり、逃走劇あり、裏切りあり、歌あり、ダンスあり、、、、映画の面白い要素を全部取り込んだ、とてもパワフルなインド映画。

第二次世界大戦当初に実在したイン
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.5

テスト試写会の段階で、難解過ぎる内容に懸念を示した製作総指揮と、監督であるアレックス・ガーランドの間で意見が対立。その結果アメリカ&中国以外ではNetflixが配給権を獲得し独占配信となった作品。>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.4

トム・ハンクス主演の名作無人島映画「キャストアウェイ」の"ウィルソン"を水死体に置き換えた感じでしょ?というのが鑑賞前の予想。実際に観始めると、水死体が豪快にオナラをして、いきなりパケ写のシーンへ。ま>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.5

「ジュラシックパーク」('93年)が、恐竜そのものの怖さを描いた作品であったのに対し、本作はバイオテクノロジーの危険性や、テーマパークの安全管理における脆弱性、言い換えれば"人災"の恐ろしさを描いた作>>続きを読む

アドベンチャーランドへようこそ(2009年製作の映画)

3.6

「アメリカン・スリープオーバー」のレビューでも書いた通り、やはり欧米の新学年が9月に設定されている事は「ひと夏の経験」系の青春映画が充実する土壌として大いに貢献していると思う。本作も大学院への進学を目>>続きを読む

光にふれる(2012年製作の映画)

3.8

視覚障がいを持ちながらピアニストとして活躍するホアン・ユィシアンの大学時代を描いた実話ベースの台湾映画。そしてユイシアンが本人役で出演している。

タイトル通り、そして多くのレビューで触れられている通
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生と死と、その間にあるもの(2015年製作の映画)

3.3

「バーフバリ」のようなエンタメ作品と対極の位置にありながら、この5年ぐらいの間に確実に根付き始めている社会派のインド映画。例えば「めぐり逢わせのお弁当」や「ピザ!」辺りがその代表格だろう。

本作は、
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思いやりのススメ(2016年製作の映画)

4.1

あー、それにしてもNetflixオリジナル映画には良作が多い。スポンサー等との絡みが少ないのか冒頭に各企業のロゴが連発される事も無く、サクッと本編に入るのも良い。

この「思いやりのススメ」は90分と
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

2.7

ブルーのシャツと、スネ毛を綺麗に処理した半パン姿。同性である自分から見ると妙に小奇麗で実体感の無い男性2人が主人公。かなり女子目線を意識した作品だというのが第一印象で、実際、劇場の9割以上が女性客だっ>>続きを読む

人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.8

アルゼンチン製作の小品的な短編集ながら、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた作品。

アクションやヒューマンドラマに比べ、宗教や価値観によって国毎の嗜好が大きく左右されるコメディ映画は、国境を
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ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

4.0

19世紀にスイスで書かれた児童文学「アルプスの少女 ハイジ」の、スイス本国製作による映画版。これまでにも何度か映画化されているものの、僕が鑑賞するのはこれが初めて。そして、これがなかなか侮れない。>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

4.2

敏腕のボディーガードが、商売敵である殺し屋を護送する任務を受ける事になり、互いに協力し合いながらミッションをこなすというバディ・ムービー。

商売敵がコンビを組む、またはその会話劇を中心に据えた作品と
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.3

フィルマークスのスコアを見る限り、マーベルの「アベンジャーズ」や、このDCの「ジャスティス・リーグ」等のオールスター物の評価は高く、これが現代のアクション映画のお手本のような作品という事になるのだろう>>続きを読む

地上の星たち(2007年製作の映画)

4.3

こんな素晴らしい作品が日本未公開だなんて信じられない。若き日のアーミル・カーンが、主演に加え監督としても指揮を取り、発達障害の少年と、独創的な美術教師の触れ合いを描いた渾身の1作だ。

奇抜なアイデア
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サイコキネシス 念力(2017年製作の映画)

2.4

ゾンビ映画にヒューマンドラマの要素を融合した「新感染 ファイナル・エクスプレス」が最高に面白かった韓国のヨン・サンホ監督が、今度は念力を題材にした新作を公開。ゾンビの次は念力って、まるで日本のオカルト>>続きを読む

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