回想シーンでご飯3杯いけるさんの映画レビュー・感想・評価

回想シーンでご飯3杯いける

回想シーンでご飯3杯いける

ストーリーだけではなく、演出や構成に輝きのある作品が好きです。
ユーザーIDを見れば察しがつくと思いますが、映画を彩る音楽や音響には自然と耳が行ってしまう。

良いと思った映画を評価する際の基準を提示する意味でも、良くないと思った映画にも正直な評価を書きます。3.0が基準点。

映画館以外も、全て5.1ch環境にて鑑賞。

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ドラマ(0)

プレステージ(2006年製作の映画)

4.2

「ローマの休日」や「雨に唄えば」の時代から、映画にとって嘘や秘密は最高の題材だと思っている。クリストファー・ノーランが「バットマン・ビギンズ」と「ダークナイト」の合間に製作した本作のテーマは「マジック>>続きを読む

ウォンテッド(2008年製作の映画)

3.2

公開当時なら「マトリックスの再来」と呼ばれただろうし、今なら「キングスマンのプロトタイプ」と呼びたくなる。つまりアクション映画を新次元に持ち込む映像表現と、現実とコミックの世界の境界を飛び越えたような>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.7

クリストファー・ノーラン初期作品を、約10年ぶりに再鑑賞。

時系列をテクニカルに編集して真相を炙り出していく手法は今観ても斬新!と言いたかったところだけど、時間の経過は残酷と言うべきか、手法的な面白
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僕らの先にある道(2018年製作の映画)

4.0

中国で大ヒットを記録した恋愛映画が、Netflixオリジナル作品として日本公開。中国と言えば、男女の恋愛でも、どちらかというと熟年や老夫婦を描いたヒューマンドラマが多い印象なんだけど、本作は10代後半>>続きを読む

One Night,One Love ワンナイト、ワンラブ(2011年製作の映画)

3.0

イギリス・スコットランドで開催されている音楽フェス「T in the Park」を舞台に、人気バンドの男性ヴォーカリストと、新人バンドの女性ヴォーカリストが、一夜の恋に落ちる様子を描いた、変わり種の恋>>続きを読む

おじいちゃんの里帰り(2011年製作の映画)

3.4

トルコ生まれながら、出稼ぎで若くしてドイツに移住したおじいさんが、自身と家族のルーツとなるトルコの地を目指して旅をする映画。

車に同乗するのは家族3世代。その道中でおじいさんの半生がファンタジックな
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.7

「お客様を大切に。そうすれば商売は自然とうまくいく」

冒頭に流れるマクドナルド創業者レイ・ロックの言葉も、後に公開された実話映画「ファウンダー」を観た自分の目線で見ると、なかなかのエグ味がある。
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THE WAVE ウェイヴ(2008年製作の映画)

3.8

独裁制を学ぶ期間限定の実技授業をきっかけに、アメリカで実際に起きた事件を題材にした作品。それをアメリカ国内ではなく、かつてナチスによる独裁制が敷かれていたドイツで映画化されたのが興味深い。

独裁制と
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.7

約10年ぶりの再鑑賞。近年になって「四畳半神話大系」、「夜明け告げるルーのうた」、「夜は短し歩けよ乙女」と、立て続けにアニメの名作を生み出した湯浅政明監督の長編デビュー作。彼が長年作画で携わっているク>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

2.7

エミール・クストリッツァ監督作品を観るのは「ライフ・イズ・ミラクル」に続いて2作目。今回は3つの史実を題材にした架空の物語なのだそうで、ファンタジー色が強めで、ストーリーも演出も、より自由な感じがする>>続きを読む

危険なプロット(2012年製作の映画)

3.4

国語(フランス語)教師が生徒に出した宿題「週末の出来事をテーマにした作文」。大半の生徒が退屈な内容だった中で、巧みな文章表現とエロティックなムードを兼ね備えた作文を提出してきた美少年がいた。同級生の母>>続きを読む

偽りなき者(2012年製作の映画)

4.0

目の付け所が鋭くて、とても面白い作品だった。デンマーク制作によるサスペンス風味の群像劇で、主人公は幼稚園の男性職員。子供が作り話をするのは良くある事だけど、ここの女子クララが、ちょっとした好奇心や傷心>>続きを読む

ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

3.8

フランス制作の、そんなにメジャーじゃない作品だけど、凄く面白かった!

家族総出のドライブ旅行中、ハイテク自家用車のブレーキが壊れて時速130km/hの状態で止まらなくなると言う、コメディとパニック
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.7

Filmarksにアップされているレビューで「泣ける」の文字がやたら目立っていたので身構えていたのだが、実際に観てみると、良い意味でドライで心温まる親子の物語だった。

7歳のメアリーは予告編や冒頭の
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ハッピーエンドの選び方(2014年製作の映画)

3.2

僕にとって、たぶんこれが初のイスラエル映画。俳優が喋るのはヘブライ語で、独特の湿った響きがあって、映画が醸しだす雰囲気は東欧の作品に近い。

タイトルになっている「ハッピーエンド」とは、人生の楽しい最
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.3

「妻への家路」に続いてチャン・イーモウ監督、2作目の鑑賞。住み込み研修の為に中国の山村を訪れた少女と、その土地で地質調査隊のメンバーとして働く青年の淡い恋を描いた実話小説の映画版だ。

舞台設定は「妻
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.2

古代から中世辺りをイメージさせる日本を舞台に、片目の少年が父母の敵討ちの旅に出る様子を描いたストップモーション・アニメ。物語の中で、灯篭に先祖の霊が降りて来る行事が描かれているのだが、その描写がピクサ>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

4.5

どこまでも骨太で、まさに法廷映画の真髄といった趣き。アメリカのユダヤ人女性歴史学者デボラ・E・リップシュタットと、彼女を名誉毀損で訴えたイギリスのホロコースト否定論者デイヴィッド・アーヴィングの、法廷>>続きを読む

イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち(2014年製作の映画)

2.7

アメリカの南北に暮らす男女が普段から感じていた不思議な感覚は、互いの感情や体験をテレパシーによって共有する能力から生まれたものだった。

まだ会った事のない男女がテレパシーの交信によって互いに興味を示
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.7

旧3部作をリアルタイムで観た世代である僕にとって、SW祭なんてものは、ある意味「ジェダイの復讐」(当時の邦題)が公開された'83年に終わっているので、以降はシリーズの新作が公開されても、あくまで1本の>>続きを読む

本日のおすすめ(2009年製作の映画)

3.7

夜中に観ると腹が減って仕方がなくなる映画! ニューヨークのフレンチレストランで働くインド人が、店と揉めて退職。ちょうどそのタイミングで心臓発作で倒れた父親に代わって、実家のインド料理屋の再建を果すとい>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.0

是枝監督が手掛けた「海街diary」と同じく、神奈川県鎌倉市を舞台にしたコミックの映画化。江ノ電沿線のこの地域は、他にも映画の舞台として多数描かれているし、サザンオールスターズ やASIAN KUNG>>続きを読む

オール・シングス・マスト・パス(2015年製作の映画)

3.8

苦手ジャンルであるドキュメンタリー克服作戦、その2。今回は興味がある題材を、という事で、自分もかつて同じ業界にいたレコード販売店の話。アメリカ西海岸発祥の業界最大手、タワーレコードの栄枯盛衰を、主に創>>続きを読む

台北の朝、僕は恋をする(2009年製作の映画)

3.4

雨上がりの台北の夜景、ピアノの調べ、そしてフランス語のモノローグ、、、この冒頭の展開が反則級の美しさで、一気に引き込まれる。

パリに行った彼女を追いかける為に、フランス語の勉強と、不動産屋が斡旋する
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未来から来た男(2011年製作の映画)

3.3

ひと言で例えれば、ブラジル版「バック・トゥ・ザ・フューチャー 2」。2011年(本作の公開年)から1991年にタイムスリップするストーリー、基本はコメディ仕立てで、恋愛要素ありで、タイムスリップした行>>続きを読む

リクシャー(2016年製作の映画)

3.7

「バーフバリ」みたいなエンタメ作品も勿論大好きだけど、それだけがインド映画の魅力じゃない。この「リクシャー」はインドの名物でもある三輪タクシーの運転手を追った、狂気に満ちたモキュメンタリー(フェイク・>>続きを読む

バッドママ(2016年製作の映画)

3.8

Netflixオリジナルの中で、評価の高い作品。

バッドママ、つまり悪いママが題材なのだが、育児放棄や児童虐待といった社会問題には一切触れておらず、彼女達の苦労の原因として、理解の無い職場の上司や、
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.3

精神病棟での少女達の葛藤と触れ合いを描いた作品。原作は1994年に出版された自伝小説で、その映画化権を主演のウィノナ・ライダーが買い取り、映画化に至ったと言う。

舞台が'60年代であり、本作が'90
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.3

新海誠監督の、「君の名は。」から数えて3作前の作品。男女の時間と距離を、小学校~中学校~社会人という3つの年代を描いた短編連作で描いている。舞台は東京郊外と鹿児島。雪、風、花びら、雨など、自然物を美し>>続きを読む

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.2

可愛いアニメーションとジェームス・ブラウンのファンクをフィーチャーしたオープニングから、もうめちゃくちゃお洒落。

一夜を共にした女性から突然「自分の娘」を託された男が、次第に彼女を生きがいにして責任
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イカロス(2017年製作の映画)

3.0

ホラーやバイオレンス映画にも耐性が付いた僕にとって、唯一の苦手ジャンルがドキュメンタリー。そんな中、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した作品がNetflixで観られるという事で早速挑戦!>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.8

冒頭の「LOGAN」ネタに始まり、前半からデッドプールが喋りまくる。そして、刑務所(?)での多人数バトルは、アクションがインフレ化するという続編あるあるで、前作冒頭に於ける、車内乱闘から"残弾12発">>続きを読む

奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

3.2

ロック・ヴォーカリストとチェロ奏者の間に生まれたものの、大人の事情で孤児院に入れられた少年エヴァンが、音楽に導かれて孤児院を脱走し、その才能を開花させる物語。

父親がロック、母親がクラシックという事
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牝猫たち(2016年製作の映画)

3.4

「彼女がその名を知らない鳥たち」が凄く良かったので、その監督であった白石和彌が手掛けた本作をチョイス。とは言っても、こっちは日活ロマンポルノ45周年リブート・プロジェクトの一環で公開された、言わばエロ>>続きを読む

スモール・タウン・クライム -回り道の正義-(2017年製作の映画)

2.7

アル中が原因で警察をクビになった男が、私立探偵として街の闇組織に対峙するダーティーなサスペンス映画。

ボサボサ頭とチープなタイトスーツ、苦みばしった表情が印象的な主人公が、長年の仕事で得た人脈と情報
>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.8

是枝裕和監督が日本の司法制度とがっつり向き合った法廷サスペンス。僕が住む大阪では、公開当初に大阪弁護士会が推薦キャンペーンを展開していたぐらいで、実際、裁判官、検察官、弁護士の、各々の役割や立場をかな>>続きを読む

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