回想シーンでご飯3杯いけるさんの映画レビュー・感想・評価

回想シーンでご飯3杯いける

回想シーンでご飯3杯いける

ストーリーだけではなく、演出や構成に輝きのある作品が好きです。
ユーザーIDを見れば察しがつくと思いますが、映画を彩る音楽や音響には自然と耳が行ってしまう。

良いと思った映画を評価する際の基準を提示する意味でも、良くないと思った映画にも正直な評価を書きます。3.0が基準点。

映画館以外も、全て5.1ch環境にて鑑賞。

映画(1299)
ドラマ(0)

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

過度に作り込まれた作風がちょっと苦手だったウェス・アンダーソン監督による新作。今回は初のストップモーション・アニメで、舞台は近未来の日本(らしい)。登場するキャラクターの大半が犬で、これまでの作品と比>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

2.5

「レディプレイヤー1」にスピルバーグらしさを殆ど感じなかった事もあって、同時期に製作されたという本作には、その分、彼の個性が色濃く表れているのではないかと期待していた。観終わって思うのは、確かにスピル>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.5

韓国映画の勢いに圧倒された。全編にみなぎる映画の力、文化の力、市民の力。

全斗煥大統領による軍事政権下の韓国で激化していた北分子の排除(赤狩り)と、反社会分子への取り調べで横行する拷問。その中でソウ
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.5

原作未読。現在公開中の日本版「SUNNY」と、この「リバーズ・エッジ」は、共に'90年代の高校生を描く群像劇であり、主題曲が小沢健二という共通点がある。韓国映画のリメイクと日本のコミックの実写化という>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

2.7

イギリスの古典児童文学を映像化。ホラー映画っぽいタイトルで、実際に怪物も出てくるけど、所謂おばけの類ではなく、万病に効くと言われる木を擬人化した巨人が出てくるファンタジックな物語になっている。

母親
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20歳よ、もう一度(2015年製作の映画)

3.8

韓国映画「怪しい彼女」のリメイク。僕が観た順番は、日本→韓国→ベトナムで、この中国版がラスト。4作品を見て思うのは、各国独自のオリジナル要素を挟みつつも、ストーリーは基本的に全く同じだという事。改めて>>続きを読む

ベトナムの怪しい彼女(2015年製作の映画)

4.0

韓国映画「怪しい彼女」のリメイク。中国、日本と来て、このベトナム版が最後発だったこともあり、ずっと観ないまま放置していたのだが、何これ、凄い良いじゃないか!

まず、何と言っても目を引くのが、南国情緒
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なんだかおかしな物語/ボクの人生を変えた5日間(2010年製作の映画)

2.8

うつ病の治療を受けている16歳の高校生男子が精神科に入院。そこで出会った患者達との交流を通じて、人生の新しい出発を迎えるまでを描いた作品。実際の体験を描いた小説が基になっているらしい。

美しい夜景を
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.4

以前にも何かのレビューで書いたけど、フランス人は恋愛やセックスが本当に好き、、、というと語弊があるかもしれないけど、少なくともそれを映画の題材として楽しむ事に関しては、恐らく世界でトップクラスだと思う>>続きを読む

泥棒役者(2017年製作の映画)

3.3

元が舞台劇という事で、この映画版も、ほぼワン・シチュエーションの喜劇として仕上げられている。絵本作家が住む豪邸に2人組の泥棒が忍び込んだものの、後から訪れた人達に作家本人と人違いされて、話がこんがらが>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.5

10年以上ぶりの再鑑賞。前に観た時は、まだそんなに映画に詳しくなくて、夢に向う少年の力強い姿に感動した事以外は、あまり記憶に残っていなかった。そして、久々に観た「リトル・ダンサー」は、ストーリーだけで>>続きを読む

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

3.9

2017年に韓国で公開された作品が、Netflixオリジナルとして全世界公開。世界的にも注目される南北朝鮮問題とバディ・アクションが合体した、かなりインパクトのある作品だ。

北朝鮮で起きたクーデター
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紅き大魚の伝説(2016年製作の映画)

3.4

Netflixオリジナルの中国産アニメ。Filmarksってツタヤ系の会社が運営しているから仕方ないのかもしれないけど、商売敵となるNetflixオリジナル作品には冷たいよなー。大半が本作のようにパケ>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

再鑑賞。ジム・キャリーお得意の受難モノなんだけど、この作品はけっこう深くてシュール、そして哲学的でさえある。ジム演じるトゥルーマンの人生は、生中継のドラマとして全世界に放送されていた、というかなり大胆>>続きを読む

40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.2

2005年の作品で、主人公が働く家電量販店では液晶テレビが売られているんだけど、画面の質感が「奥様は魔女」的な往年のTVドラマみたいになっているのが面白い。家電量販店も自宅のシーンも、わざとセットっぽ>>続きを読む

テイク8(2015年製作の映画)

3.8

「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が2015年に製作した短編映画。

スバリ、これ「カメ止め」の源流と言って良いと思う。

題材は映画製作。
佳境に入った撮影現場が舞台。
そして、大事な脇役が帰っ
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ソウルへGO!!(2015年製作の映画)

4.0

アジア系のマイナー良作を多数公開しているNetflixで、またまた韓国映画の良作を発見! パケ写でオマージュされている事から想像できる通り、'85年のアメリカ映画「ブレックファスト・クラブ」を思わせる>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

2.8

ほぼ予想通り。期待していた部分は期待通りに、期待していなかった部分は、やはり駄目だった。

基本部分は、韓国版のほぼ完全コピーと言って良い。主人公の名前が「ナミ」ってところまで同じ(国籍は違うのに 笑
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サラの鍵(2010年製作の映画)

4.0

フランスで第二次大戦時に起こったユダヤ人一斉検挙を題材にした作品。題材は史実だけれど、登場人物や出来事はフィクションで、ホロコーストを題材にした作品としては、近年の中でむしろ稀なスタイルと言えるかも知>>続きを読む

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.4

クラスのはみ出し者2人が、盗んだ車で旅をする青春ロードムービー。

ミシェル・ゴンドリー監督の「グッバイ、サマー」と似た部分が多いものの、車の他にガソリンも盗むし、当然無免許運転なので、明らかにこっち
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俺たち ポップスター(2016年製作の映画)

3.3

何だこれ!? 思いっきりお金かけてバカな事やってる。ラップ界のスーパースターを追ったドキュメンタリーを装ったコメディ映画。言い換えるとラップ版「スパイナルタップ」。

主人公コナー4リアルがかつて所属
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ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

4.0

ショック療法などの暴力的な治療が日常的に行われていた'40年代の精神病院を舞台に、1人の女医が革新的な治療法を導入していく様子を描いた、ブラジル製作の実話映画。

女医ニーゼが取り入れたのは、病院の一
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ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女(2014年製作の映画)

3.5

イラン製作による現代の吸血鬼を描いたモノクロ作品。吸血鬼と言えば、ジム・ジャームッシュも同じ設定の作品「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」を製作しているが、あっちはカラーだったので、むしろ本作の>>続きを読む

ミックス。(2017年製作の映画)

3.7

新垣結衣の可愛さで引っ張るだけの映画でしょ?という先入観が逆に功を奏したというべきか、意外に大人のドラマで楽しめた。考えてみればガッキーももう30歳。学生ノリのスポ根コメディなら、時代はもう広瀬すずや>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

2.5

薄汚いビルを舞台に主観視点で繰り広げられる冒頭のアクションシーンがとにかく格好良い。主観視点から徐々に客観視点に切り替わっていき、ショートカットと奥二重の控えめな顔立ち、革ジャンに黒のスリムジーンズが>>続きを読む

私の少女時代 Our Times(2015年製作の映画)

3.8

かなり限定された場での上映だった日本公開から2年を経て、ようやくDVD化。やっと観る事ができた。 

やっぱり台湾の青春映画にハズレ無し! 冴えないOLが青春時代を過ごした'90年代を回顧する構成も台
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インポッシブル(2012年製作の映画)

3.5

2004年に起きたスマトラ島沖地震の大津波を題材にした実話物。パニック映画にありがちな序盤の"溜め"は無く、かなり早い段階で津波が襲い掛かかる。その際の映像はかなりの迫力で、人によっては目を背けてしま>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.0

15年間監禁されていた男による復讐と、それに対する更なる復讐の連鎖を描いた、韓国映画らしいドロドロのサスペンス。

パク・チャヌク監督って最新作「お嬢さん」もそうだったけど、タブーは平気でぶち破るし、
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

4.0

公開当初、フォローしている方のレビューが軒並み高スコアだったので気になっていた作品。

で、なるほど、これは高評価も頷ける。難病ものでありながら、とにかく全体がカラッと明るい。視力が健常者の5%しかな
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

実は少し前に観ていたんだけど、あまり早い段階でレビューを公開するのも無粋かと思い、敢えて暫く放置してた(笑)

結論から言うと、評判に偽り無しで、近年希に見る傑作だと思う。似た作品として真っ先に頭に浮
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平方メートルの恋(2018年製作の映画)

2.5

Netflixオリジナル。自分の給料だけでは住宅ローン審査に通らない男女が、偽装結婚して新婚優遇のお洒落マンション購入を企てるという、インド製作のラブコメだ。題材が偽装結婚という事で、日本の「逃げ恥」>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.3

公開は'83年。当時はYMOがお茶の間レベルの人気を誇っていた頃で、そのメンバーである坂本龍一や、漫才ブーム真っ只中の北野武、そしてデヴィッド・ボウイがキャストを固めているという事で、僕のような高校生>>続きを読む

十五才 学校IV(2000年製作の映画)

3.9

山田洋次監督「学校」シリーズの最終作。「夜間中学」「養護学校」「職業訓練校」と来て、今回はようやく普通中学の生徒が主人公になったが、不登校という設定で、やはり普通の学園ドラマにはなっていない。

今回
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学校III(1998年製作の映画)

3.8

山田洋次監督「学校」シリーズの3作目。1作目から順に、夜間中学、養護学校と来て、今回は職業訓練校。相変わらず、僕達が普通にイメージする「学校」とは違う学校を題材にしながら、学校のあり方を問うスタンスに>>続きを読む

学校II(1996年製作の映画)

3.2

山田洋次監督「学校」シリーズの2作目。前作同様、西田敏行が先生役で出演している物の、設定は全く別物。前作が夜間中学だったのに対し、本作は養護学校が舞台になっている。「学校」と聞いて僕達がイメージする中>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.6

殺人事件現場、検非違使(裁判所)、羅生門の3箇所を舞台に、殺人事件を巡る人間模様、エゴ、嘘等を立体的に描いた、黒澤明監督による力作。

所謂時代劇の体裁をとりながら、勧善懲悪の形をとらないストーリーと
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