忽然と姿を消した2人の少年。そこに至る経緯を、母親、教師、少年、の3つの視点で描く作品である。
監督は是枝裕和で、脚本は坂元裕二という超豪華な布陣。両者の持ち味が存分に活かされたとも言えるが、敢えて>>続きを読む
北欧の国デンマークで漁師として働く青年エリオットが、有名音楽マネージャーの女性にスカウトされ、成功への道を辿るストーリー。
友人のバックでギターを弾くだけの予定だったエリオットが、事の成り行きからア>>続きを読む
日本の政治コメディが最終的にハゲや女性問題(お色気)で笑わせる方向でお茶を濁しがちな所を、本作はしっかり政治、特に選挙にまつわるエピソードを濃密に盛り込んで、「刺さる」つまり風刺として機能しているのが>>続きを読む
ピクサー制作による2008年の長編映画。前年の「レミーのおいしいレストラン」も素晴らしかったけど、この「ウォーリー」は、全然違う路線なのに、またまたとんでもなく凄い。
人類が汚染された地球を捨てた後>>続きを読む
ピクサーによる2008年公開のショートムービー。マジシャンと相方のウサギが仲間割れする様子を描いている。
ニンジンを貰えなかったウサギが、本番中にマジシャンの言う事を聞かないようになって、ショーの雲>>続きを読む
「レミーのおいしいレストラン」と同時上映されたピクサーのショート・ムービー。UFOに乗った宇宙人が、「未知との遭遇」みたいに地球人を連れ去ろうとする模擬テスト。
見習い宇宙人の横に座る試験官が、自動>>続きを読む
「ガンダム」シリーズの原作者、富野由悠季が、「∀ガンダム」以来15年ぶりに総監督を務めたTVシリーズ「Gレコ」の劇場版。これが五部作の最終作となる。
五部作だなんて商売のやり方として気に入らないけれ>>続きを読む
「ガンダム」シリーズの原作者、富野由悠季が、「∀ガンダム」以来15年ぶりに総監督を務めたTVシリーズの劇場版。この第四部では、ストーリー上でポイントとなるエネルギー源「フォトンバッテリー」の生産地、ビ>>続きを読む
アーミル・カーン主演作「ダンガル きっと、つよくなる」で娘役として出演していたサニャー・マルホートラが主演。田舎町の警部補として活躍するキャリア・ウーマン役で、まず彼女の格好良さが光る。
地方議員の>>続きを読む
予想外の収穫だった。芦田愛菜と宮本信子。決して話題性のあるキャストではないのに、こんなに心を奪われる映画になるなんて驚きだ。
BL(ボーイズラブ)漫画を通じて、女子高生と75歳の老婦人が友情を深める>>続きを読む
広島で暮らす一風変わった小学五年生の少女の話。
とてもマイペースで明るく、その反面、周囲の感情を読み取らない言動も目立つ。おそらく発達障害を持っているのだが、本作は原作の設定がそうなのか、敢えて障害>>続きを読む
ノーベル文学賞を受賞した作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチによるノンフィクション「戦争は女の顔をしていない」を原案とするロシア映画。第二次世界大戦終戦直後のレニングラードを舞台に、戦地から帰還し>>続きを読む
ポーランド製作の、LGBTQを題材にした青春映画。やはりNetflixはこういう隠れた名作を配信してくれるから侮れない。
得体の知れない怒りの感情を抱いていた17才の少女が、トランス男子として目覚め>>続きを読む
1作目の義足いじりに不快感を覚えて、それからずっと距離を置いて鑑賞してきた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の完結編。
いわゆる底辺系の愛すべきキャラクターの友情を描いてきたシリーズなので、これ>>続きを読む
ホームコメディとしての土台が魅力だった「アントマン」シリーズだけど、この3作目は割と早い段階で量子世界が舞台になって、最初はやや戸惑ってしまった。
でも、このCGの映像が何処かB級っぽくて、クリーチ>>続きを読む
第一次世界大戦から、その後15年間を舞台に、軍医、黒人兵士、看護師の友情を描く。当時の財界の指導者達がナチスに傾倒し、アメリカで独裁政権を作ろうとした事件「ビジネス・プロット」を題材にしているらしい。>>続きを読む
日本生まれでありながら、アメリカで先に人気が出て日本に逆輸入されたソニック・ザ・ヘッジホッグのクールさが好きだ。マリオと違って、所謂ファミリー向けのキャラクターではなく、スケボーやピンボール等のストリ>>続きを読む
変な邦題が付かなくて良かった。文字通り、19世紀末の灯台を舞台に、ベテランと新人の灯台守による2人の生活が始まる。意地悪なベテラン(ウイリアム・デフォー)と、右も左も分からない新人(ロバート・パティン>>続きを読む
タイトルに「U2」の文字が無かったのが原因か。それにしてもアーティストの知名度に対してレビュー数が少な過ぎる。この辺りのベテランと言えば、クイーンを題材にした「ボヘミアン・ラプソディ」や、デヴィッド・>>続きを読む
轢き逃げをした刑事が遺体を隠蔽。しかし、遺体の主が時効間近の事件の容疑者で、皮肉にも自分が事件の担当になってしまう。
見つかって欲しくない、でも職務として見付けなければならない板挟み。この設定だけで>>続きを読む
今回のピクサーマラソンで、今のところ最大の収穫。こんなに素晴らしい映画だとは知らなかった。監督は「アイアン・ジャイアント」「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード。先日レビューした短編「ワンマンバ>>続きを読む
「カーズ」の名脇役メーターを主人公にした、2006年のスピンオフ短編。
夜になると出現する火の玉の噂を聞いたメーターが、仲間を肝試しに連れ出すが、、、、、割とベタな展開だけど、キャッチーで万人が楽し>>続きを読む
ピクサーによる2005年の短編。それまでのいかにも3DCGアニメの実験場といった趣きの作品とは違い、一見して絵画的な深みがある。そして、4分しかないのにしっかりしたストーリーがあるのも特徴だ。
中世>>続きを読む
ホームレスの少女タルラがパリの地下鉄路線図に仕掛けられた電飾のスイッチを押していくオープニングが印象的。何だか良く分からない邦題が付けられているけど、原題は「夜の乗客」という意味で、シャルロット・ゲン>>続きを読む
Netflixオリジナルとして制作された1作目は、ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンのW主演で、商売敵であるガードマンと殺し屋が運命を共にする設定が非常に面白かった。続編である今作は、い>>続きを読む
「トイ・ストーリー」シリーズのジョン・ラセターが手掛ける2006年の作品。実は今回が初鑑賞になる。
ポスター等では、擬人化したレースカーの可愛いキャラクターが前面に出ているが、本編ではいきなり物凄い>>続きを読む
ディズニー/ピクサーによる裏方物路線の究極作「Mr. インクレディブル」に登場する末っ子の赤ちゃんジャック・ジャックを主人公にしたスピンオフ。
赤ちゃんって、傍から見れば可愛いのに、実際に世話をする>>続きを読む
2002年に公開されたピクサーのショートフィルム。
自慢だったフサフサの毛を刈られた羊の話で、たまたま通りかかった鹿(うさぎ?)がそれを励ます。「肌の色の違いってそんなに大事かな?」って、当時のピク>>続きを読む
製作本数ではアメリカを凌ぐと言われているインド映画なので、歴史ものやミュージカルばかりではなく、サスペンスやコメディも多数作られている。ただ、それを日本で観られる機会は少なく、今のところ一部劇場公開作>>続きを読む
ナイキをスニーカーのトップ・ブランドに押し上げたヒット商品「エアジョーダン」の誕生を描いた実話ベースの作品。監督はベン・アフレックで、製作にはマット・デイモンの名前も。2人は主要キャストでもある。彼等>>続きを読む
観終わった直後の評価はかなり低かったのに、皆さんの深い考察を交えたレビューを読んで、作品が伝えようとしていた事を理解できた。これほどFilmarksの存在意義を感じた作品は初めてかも。
逆に言うと、>>続きを読む
40歳の誕生日を迎える女性が、交通事故をきっかけに18歳の誕生日にタイムリープする話。タイトルといい、交通事故といい、ロバート・ダウニー・Jrが'89年に出演した「ワン・モア・タイム」のリメイクかと思>>続きを読む
ピクサーの長編5作目。主人公はカクレクマノミの親子。何となく知っている魚だったけど、この映画がヒットした事で「カクレクマノミ」っていう名前を初めて知ったよね。
ビジュアルは可愛いけど、幼魚として生ま>>続きを読む
「モンスターズ・インク」1作目の公開後に作られたピクサーのショートムービー。
新車を買ったマイクが、サリーを助手席に乗せて出発するはずが、、、、トラブル続きでドタバタするという、コメディの定番スタイ>>続きを読む
日本では2019年にNetflixオリジナル映画として公開されたベトナム映画「ハイ・フォン: ママは元ギャング」の前日譚。とは言っても、これ単独でも問題なく楽しめる。
1990年代が舞台。目の前で母>>続きを読む
自分が書いた前作のレビューによると「1ヵ月経てば忘れてしまいそうな内容」。で、実際もう内容を覚えていない。
でも、その軽さが本作の魅力でもあって、「2」でありながら、前作の記憶が無くてもOKなのだ。>>続きを読む