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トンイのnaのネタバレレビュー・内容・結末

トンイ(2010年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ハンヒョジュ好きとしては必修かなと思い視聴。

剣も弓もできない王様なんて初めて見た。
性格もちょっとなよなよしくて頼りないというか、流されやすいというか(女性陣が有能すぎるのでハンコ押すだけの人みたいになってしまう)
で、良くも悪くも新鮮な王様。
ずっと好きなくせに全然自分の気持ちに気づかない鈍感すぎる王様と純粋なトンイの可愛らしいラブは良かった、というかそのために見てた(王様側室までいるくせに、しかもオクチョンとは恋愛してたっぽいのに純粋すぎるのはちょっとおもろい。恋愛してたつもりだったけど本物じゃなかったのかね)

側室になるまではぶっ続けで見続けたけど、側室になって、オクチョン廃妃にさせてもまだオクチョン終わらないのが面倒になってしばし中断。

元祖王妃が主役以外の王妃にしては珍しく良識ある人格者なのが良かった。賢いけど悪賢くないから負けちゃう。けど高潔。幸薄そうな顔と低めの声が良かった
トンイへの厚すぎる信頼に最初はいきなり感があったけど、最終的にトンイとの関係性がすごく良かった
王妃が一番好きなキャラクターだったかも。なので亡くなるあたりはずっと涙目だった

オクチョンが最初からただの悪女ではないのが上手い造りだなぁと。もとは高潔で自負心の強い賢い女性だったというのが終盤になってまた良い味出してくる。
トンイは基本的な性格や演技が一貫していて捉えようによってはつまらなくもあるので、激しいオクチョンは対比になって良かった。

新王妃はオヨンソだったので輝くか、狂うか見た身としては最初から悪役に見えないし、史実wikiをちょっと見てしまってネタバレしたので安心して見ていた。
若くて容易に扱えると見くびられていた王妃がやり返したのにはちょっとスッキリ。

チョンジニョンの乗馬上手い。一番かっこよく描かれてる男性キャラクターじゃないか。
チョンス兄もなかなか良いキャラ。
尚膳はどの作品でも良いキャラになりがちだけど、今作も良い尚膳でした。太めで見るからにコメディポジな尚膳が多い中、真面目そうな尚膳が悪戯っぽいのが良かった。

キムユジョンちゃんはいつも通り天使でした。
クムと世子は演技力微妙かな〜と…下手ではないけど…

近年の時代もの(時代恋愛もの)見てると言葉遣いがだいぶ現代なのが個人的に嫌で、トンイは当時としてはこれが通常なんだけど、しっかり時代ものの口調なのが良い。
それと同じようなことで、王様への台詞基本的に「王様…」しかなかったり、みんな対話で聞き返すときおうむ返しだったりとちょっと滑稽ですらあったが、史実/フィクションは置いておいてちゃんとした時代ものを楽しめて良かった。
エンディングの9割トンイのびっくり顔なのもちょっと滑稽でしたね。

最終話でまさかのユジョンちゃん再登場、からのエンディングで急に寂しくなっちゃった
長いドラマはその分寂しくなりがちだけど、これはある程度の史実があるから余計に寂しい
史実のトンイは3人子供産んで(2人は早逝)ることからも寵愛は凄かったんだろうね。もう1人後宮に寵愛受けてたっぽい嬪がいて…ウン…あんまり調べてもドラマとの違いに触れるから良くないね。
トンイ(淑嬪)の死の2年後に粛宗は亡くなってるそう。
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