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キルミー・ヒールミーのmofaのレビュー・感想・評価

キルミー・ヒールミー(2015年製作のドラマ)
5.0
韓国ドラマ61

チソン様の演技力が、
もう、本当に、素晴らしくてね。
7ツの人格を演じ分けてるワケなんですね。
 しかも、ただ、 
演じ分けるだけでなくてね。
それぞれ、もの凄い爪痕を残すわけです。
 それこそ、視聴者が、
名前を無意識に覚えてしまうくらいですね。
人格の中の1ツという存在感ではなく、
1ツの人格として、 
もの凄く確立してしまっているんですね。
視聴者としても愛着は湧くし、
お陰で、めっちゃ泣けてしまうんですけど。
 その匙加減がね。
主要4ツの人格が、
最終的にドヒョンに帰結するというのが、
全く、違和感がなくてですね。
 愛着のあるキャラとの
お別れは悲しいけれど、
それだけではなく、
ドヒョンの一部に戻っていくという
安堵感をも与えるという。
 その辺りが、本当に絶妙で、
びっくりした次第です。
 
そしてね。もうね・・・・・
この脚本家さん、
「太陽を抱く月」でもそうなんでうけど、
主演の涙量が半端ないんですよね。
特に男性俳優の・・・・・。
 チソン様、どんだけ泣けるん?????

・・・・と、一体、
その涙腺どうなってるん?
と思うくらい、泣きまくるんです。
 もう、その涙が、 
本当に素晴らしくて・・・・。
 いや~・・・・
キムスヒョン様も凄いと思ったけど、
チソン様も、全然、凄かったわ・・・・・。

 そして、主題歌ですよね。
ちょっと、この選曲した人、
出てきなさい。
よくぞ、このドラマに、この楽曲を持ってきたな・・・というくらい、
かなりハマってます。

このドラマの世界感、
ドヒョンの心の内を、
見事に表していると思うんですよね。
 こういう選曲、ホント、凄いな・・・・
と思いました。
この音楽が流れる度、「凄いな・・・」
と呟きも漏らさずにいられなかったね。
 こういう楽曲を持ってくるのがね。

そして、
パクソジュン様って、やっぱり、
オーラがあるよね・・・・。
存在感があるというか。
 パクソジュン様がサブキャラって、
ほんと、贅沢ですね。

チソン様が人格多く、
なかなか複雑なキャラクターだけに、
パクソジュン様演じたリオンは、
比較的まっすぐで、
分かり易い性格をしていて。
 このドラマにおける、
聖域のような存在です。
 リジンを愛して、リジンのために、
兄になる事を選ぶ。
これこそ、究極の愛ですよね。
 でも、その切なさもほどほどに、
ヨナで笑かせて貰ったり、
本当に、バランスの取れた演技で、
脇を確実に固めてくれたと思います。


・・・・・・という事で、
まぁ、文句ないんですけどね。
あえて・・・あえて言うならね。

祖母と、叔父と、その息子は、
あまり痛い目に遭っていないのが、
腹立つ・・・・。

・・・そのせいか、
スッキリ感はないけども。
そもそも、スッキリ感よりも、 
安堵感だよね。
 あれだけ涙涙のドヒョン・・・
幸せになってくれたら、それでいいのだ。



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