せ

ダーク シーズン3のせのネタバレレビュー・内容・結末

ダーク シーズン3(2020年製作のドラマ)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

頭が整理出来てない、ので、メモに近い、ものを、書く。
シュレーディンガーの猫実験の話をしている訳だが、採用しているのはコペンハーゲン解釈で良いのだろうか?
最後に主人公とヒロイン消えたし。
で、開けられない箱の中から、猫が箱の外に干渉しようともがいている話なのかな?
最初、箱の中の猫はサイコロを振る権利を得たから良い目が出るまで振ろうとしたけれど、全然足りる数が出ず、手詰まりかと思われた時に唐突に箱の外に干渉できると分かり「そもそも箱に猫を入れるのやめさせれば万事解決」ってなったのかな。
その結果、猫は箱に入らなかったから犠牲にならずに済んだけれど、箱に入ってサイコロを振った猫は消えた、みたいな。
シュタゲ的なエヴェレットの多世界解釈とコペンハーゲン解釈の良いとこ取りなのかもしれん気もする。
が、量子物理についてはビッグバン・セオリーが教えてくれた事しか知らないし全然理解出来てもいないから分からん。
見ているうちに理解出来たような気にはなった。いや、させられたっていう方が正しいかもしれん。
とりま主人公とヒロインが紡ぐ大きなループの中に、主要な登場人物達一人一人が小さなループを形成してストーリーを難解にしているのが中々に斬新だった。
これを書いた脚本家の脳内はどうなっているのだろうか。良い意味でキチ。
このせいで、視聴者だけではなく作中の多くの人物が、ループの抜け出し方を最終話直前まで勘違いし続けるのがまた凄い。
頭パンクしそうっていうかパンクしてる。
でも人間関係(血縁関係と言うべきかもしれない)が密でドラマも濃いからめちゃくちゃ面白かった。
もう一度見たいけど見たくない、気持ちまでアンビバレントな状態。
とりあえずいつかもう一度見るとしたら自分で相関図やらメモやら書きながら一時停止多用しながら時間をかけて着実に、でも一気に全部見ないとあかん。
せ