TOTTO

路(ルウ)~台湾エクスプレス~のTOTTOのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

2022年10月の再放送で初めてみました。

色んな人々の視点から日本と台湾との交わりが見れて勉強になりました。
国籍を超えた交流やぶつかり合いがありましたが、新幹線の開業へ向かって心の中からの結びつきに変化していった様子が見られて良かったです。

安西が日本式の新幹線をそのまま持って行こうとしたことは技術者としては理解出来ます。バルト氏や王が提唱した「台湾オリジナル」に向かったことによって工期は遅れたかも知れませんが、新幹線が台湾の方々の誇りとして後世生き続けることになって素晴らしいことだと感じました。

このドラマでは相手に対して謝るシーンがいくつも描かれています。
その中でも安西のユキに対する謝罪がとても心を揺らされました。

ドラマの中で男の嫌な部分が何度か出てくるんですよね。
ユキを心の底から信用せず見下すような態度をとる安西、中途半端な意思表示しかせずに春香と離れ離れとなったあと自分本位で結婚の話を進めた彼氏、取引先の立場を利用して春香を食事に誘う王・・・・

準備の遅れでボロボロに疲れ果てた安西が弟に案内されてユキに会って謝罪し嗚咽するシーン、それを見て安西も春香と同じように台湾の方々に救われた一人じゃないかと感じました。

最後に春香がエリックと結ばれて良かった!
自分が何かのきっかけで訪れた場所で地元の方々とふれあい、その土地自体に惹かれていくのって分かる気がします。
自分も震災のあとに何度か東北を訪れる機会があって、地元の方々とふれあい繋がりを持つことが出来たことは人生の糧となっています。
TOTTO

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