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六龍が飛ぶ Roots of the Throneの里のネタバレレビュー・内容・結末

六龍が飛ぶ Roots of the Throne(2015年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

根の深い木見たら見たくなっちゃったよね イバンウォン………そりゃそうだ 君からの世界もあるだろう 君からの正義もあるだろう

幼い頃のバンウォンが禁止されている蒙古語を話して、「他にぴったりなことばがある?」って言うの、血が繋がってる感じがしてゾクゾクした

いや李成桂怖すぎん?幼い息子に「戦とは何か知っているのか」って聞いて目の前で人殺すのやばい、「どんな言葉で飾っても人を殺すことに違いない」って言うの、間違いではないけど、バンウォンの残酷さをある種ここからの開き直り感もある

「裏切り者は絶対に許さない父」を尊敬し、「ああなりたい」と言ったバンウォンがドジョンやたくさんの人々を死に追いやったのも納得いってしまうところがある

ドジョンが「李成桂をそんなに信じるな」って言うのめちゃめちゃ伏線じゃん

イバンジがイケメンで笑ってしまった そりゃそうだ 若い頃だもんね

ムヒュルは基本的に愛嬌のあるタイプで描かれがちなのかな?

「どんな欲望を支えに生きているのだろう」

戦は富める者が始めるのだ、死ぬのは貧しい物だから。戦は老人が決めてはならぬ、死ぬのは若者だからだ。

「善と悪の違いはなんだ、善人と悪人は別人か?」でめちゃくちゃスタッフ一緒なのを感じた(笑)信念が一貫してるから台詞も似てるね 言いたいことがあるんだろうなあ あと言い回しも似てる

力を持つまではもう善人にはなりません、力なき善はもう見したかたら………これ、私も思ってた、でも力を持ったら善を忘れたりしないのだろうか?元々悪だったのだろうか?そんな事ないのでは?善の無力を知ると悪になるのでは?根の深い木の、まだ悪を知らないだけ、的な

「お前を救えるのは正義ではなく力だ」そうなんだよなあ 正義は弱いよなあ おかしいよな???

「罪と死はそもそも関係ない」「罪があるから死ぬのではなく、罪がないから生きるのでもない」「この国の死がいつ罪と関係していましたか?」この台詞、根の深い木にもあったなあ

「生きていたら色々なことが起きて その中から一つ一つ選択して自分になるの」そっか〜そっか、そうだよね 一つ一つ選択して自分になって 私は一つ一つ自分で選んできたんだなあ

きっとあの演出は、タンセがイバンジになるためのものではなく、「弱者としての子どもと女」を描くためだったんじゃないかなあって思った それが最も分かりやすく表現出来る演出だよね

タンセとムヒュルが一緒に倒すシーン、この先の展開(根の深い木)をつい考えちゃって、なんでこんな辛い展開にしたんや😭😭😭となる 一方はバンウォンに殺され、一方はバンウォンの息子につき、そしてバンウォン、お前は……うう……

「手段を選ばない男」としての描き方が秀逸だよねえ 「お前を一生愛してしまいそうだ」と言いながら別の女と結婚するんだもんなあ バンウォンは嘘だと言うけれど、「身分の違い」「側室にはなりたくない」は、本当の一部だと思うよ 「そういうことじゃない」わけあるかよ、そういうことだよ あんたが愛してるって言ったって、あんたは別の女と結婚するんじゃんね 分かってたって嫌だし嫉妬するよ 心は身分や事情を考慮してくれないから

結局キルテミはずっと武士だったんだろうなあ

恐怖と不安だけが残った、彼もまた乱世の犠牲者なのだろうなあ あんなに学んで 信じたはずなのに「孟子が間違えた」などと言わせてしまうなんて 「井戸の子を救うのも人間だが落とすのも人間だ」

民には力も時間も余裕もない、そう決めつけるバンウォンと、それを生み出そうとしたイドかあ

チェヨン将軍が神威なのね!?見ます

「偽りがないから罪悪感がない」最悪でうける 完全なる陽でまっすぐだからこそ恐怖だなあ

「おぞましいこと」って訳すのかあ、それでムヒュルが「あいつがおぞましいことをした相手か」って恨みを持つようなことはないだろうから本当は「麦畑で襲われた時のことを」とかだったのかなあ

「お互い敬語で話さないでいられる関係の人はいない」と嬉しそうだったのに、「名前を呼んでくれ」って言って、呼ばれて嬉しそうに笑うのに、嬉しいって言ったのに、「もう名前を呼ぶな、丁寧に話せ」って、「俺が弱くなりそうだ」って、弱くちゃだめ?ねえ、そっか、そうだよね、身分の違いだって乗り越えて、きっとでもバンウォンは、やっぱりプニより何より自分の志が大事だったんだよ 全て捨てられるくらい

「世の中を見ずに 自分を見て 幸せに生きろ」多分、それが一番幸せに生きる方法だけど、一度気付いたらもう無視できないよね、だから戦う人がいるんでしょ 志がなきゃ死んでるのと同じだって吉田松陰が言ってたよ そういう人にとってきっと自分だけを見ることは幸せではないんじゃないかなあ

「欲望が道を作り豊かにする」
結局資本主義か社会主義かという話なのだろうか。行き過ぎた資本主義も、行き過ぎた社会主義も、国を滅ぼすね
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