ちゃんご

真田丸のちゃんごのネタバレレビュー・内容・結末

真田丸(2016年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大河ドラマで一番好き!
テレビでダイジェスト版流しててハマり、そこからDVDを借りて全部見て、またしばらくしてから2回目見た!
ちょこちょこ笑いを入れてるから面白かった!
歴史好きとしてもお笑い好きとしても楽しめた作品。

・本作における真田幸村の周りの女性がとにかくやばい!笑
お茶目に男を不幸にしていく茶々(茶々に気に入られた若い男達が可哀想だった!)、うるさくて余計なことばっかするキリ(最後結ばれて良かったね!)、嫉妬深い穴開け女こと春(自意識過剰で恐ろしかった!)…
キリは個人的に見ててイライラしたけど(笑)、意外とモテてた!豊臣秀次とか佐助とか。あと、秀次と結婚しなかったりきちんとキリシタンにならなかったり、彼女の選んだ道は正しかった!

・上記以外の女性陣もキャラが濃い!
公家の娘であると嘘(?)を吐く母、踊りが下手で強運の持ち主である姉、信幸の声だけ聞こえない婆様、離縁した途端体調がよくなる嫁、夫が触れようとしたら叫ぶ嫁…
あと、一番笑ったのは朝日姫(家康の正室。役:清水ミチコ)のシーン!!ずっとムスッとしてて、家康と話すときは阿茶局に耳打ち(笑)

・女性キャラだと、阿茶局と寧が好き!
阿茶局は才女、寧は懐の深い良妻で、二人とも頼りになるカッコいい女性のイメージ。
本作では家康が阿茶局に頼りっぱなしという感じに描かれてたけど、戦について意見を求められた時、まるで武将のような返しをしてて驚き。アドバイスも的確だし、状況判断能力に優れててすごく賢い!他の女性キャラなんて戦に出たことないから、世間知らずで無理な意見ばっかり言ってるのに。
寧が茶々の子どもと遊んでいるシーンなんて、器が大きいなぁと感服。秀次への言葉にも愛がこもってたし、茶々に恋する秀吉にアドバイスしちゃうし、どんだけ寛大な女性なんだ!

・このドラマ、徳川家康で遊びすぎ!(笑)
全力で押し通るシーンとか爆笑した!!顔パスで(刀を使わず刀を掲げ叫び散らすだけで)乗り切るとか(笑)
本作の家康はズル賢いんだけど、すぐ泣くし、すぐ腹切ろうとするし、なんだか憎めない!笑
好きな男性キャラのベスト3に入るキャラ。

・好きな男性キャラナンバー1!直江兼続のイメージ崩壊(良い意味で)!
チベットスナギツネのような冷めた目、名台詞「斬り捨てますか」、長台詞もスラスラ(直江状もスラスラ)、主人が無理な約束をしてしまわぬか心配で常に後ろから監視、主人がチワワに見えるほどの後ろの威圧感…
あのキャラだから、兜に「愛」ってあるとなんだかギャップ萌え(笑)本人はLOVEの意味で「愛」にしたわけじゃないんだけど。

・真田信尹(昌幸の弟)やら高梨内記(キリの父)やら出浦昌相やら武田勝頼やらおじ様キャラがカッコいい!
生き様、死に様、いろいろカッコいい!信尹と出浦は残酷さも持ってるけど、真田家のために力を尽くすところがカッコいい!
内記が大介を先に行かせて盾になるシーンなんて泣いた!勝頼は良い人だったからもっと生きてて欲しかったな〜!

・「黙れ、小童ぁっ!!!!」(by室賀)
室賀は嫌なキャラだったけど、この台詞のシーンのおかげでなかなか好き(笑)
信幸に対して何回この台詞叫んだんだろ。信幸が可哀想だったけど、後半に信幸が室賀の息子に「黙れ、小童ぁっ!!」と叫ぶシーンにはスッキリ!笑

・秀吉の老いていく様に涙…
家臣の前で同じことを何度も言ったり粗相をしてしまったり…。最期の鈴のシーンなんて泣いた!!
幸村との出会いのシーンをもう一回やるシーンもなんだか感動!息子への愛の深さにもうるうる。寝込んでるのに無理やり書状書かされてるシーンは可哀想だった…。

・どんどん白くなる北条氏政(笑)どんどん白くなって、どんどん白が剥げていく(笑)
秀吉に切腹か降参を命じられた氏政を、敵将である真田、徳川、上杉が説得しに行くシーンは感動。
「ここまででござる」は泣けた!

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