shun

DASADAのshunのレビュー・感想・評価

DASADA(2020年製作のドラマ)
3.9
友人に貸してもらって観賞。
一周してから見落とした部分探しのためにもう一周した。

「Re:mind」はほぼ会話劇で進む密室サスペンス出したがこちらは学園もの。演技経験の少ない人たちにはこういうジャンルがとても良いと思うので「Re:mind」よりだいぶ違和感無しに観られました。
 
一応20何人主な登場人物はいますが一番要になってくるキャラクターは限られているので観やすい。結構コミカルだし1話25分計10話と短いので一気に観られます。

ストーリーは借金返済のためにファッションブランドを立ち上げようとする女子高生を主人公に周りの人と絡ませながら成長を描く、というのが軸。後から考えるといろいろ突っ込みどころや無理な部分もありますがほぼ気にならずに観れた。
意外と驚かされる部分や伏線も多いし色々なネタが散りばめられているのも見所。特に8話の「心友」、「門田」、「エミール」だったり9話の「自分磨き」だったり盛りだくさんでした。

主人公の変な性格と言葉遣いもいい味を与えていたような気がします。これでよく見るような普通の学生だったらここまで面白くなってないしストーリーにも支障が出そう。

あと、少しネタバレになりますが
Factoryについては観る前から何でこんな名前をつけたのか気になっていたので一応分かって良かったです。1話目でも「私たちが流行を作ってるんじゃない、私自身が流行なの」と言っておきながらこのグループ名であることやとにかく言葉に引用が多いのが気になっていたのでああそういうことだったのか、と。

最初の方は登場人物がしゃおりさんの父親含め優しい人ばかりで途中中だるみしそうになったものの、最後の方ではおじゃpや太田村先生など未熟な学生に現実を突きつけてくる立場の人間が現れたことも良かった。
それにしても学校の担任はいい人でしたね。
彼も含め両親やボンディなど優しい変人たちに囲まれていたのも安心できるし笑いのポイントにもなってる。
最終話でボンディがレッドソックスの帽子被ってた。

演技面ではもちろん結構差があったのですが主演の二人、とくにミホ・ワタナベの演技が自然で良かった。泣くシーンもいくつかありましたがとても上手。6話の雨の中のシーンは印象的でした。

あと観ながら思い付いた続編作るとしたら膨らませそうなポイントをいくつか。結構ぶっとんでますが。
・おちょこが少しずつプレッシャーに耐えられなくなって葛藤する。
・立花さんと菜々緒さんの意味ありげなシーンが多かったのでそこを上手く回収してくっつける。
・まこと先輩と後輩の関係があまり発展せずだったのでそこもどうにかできそう。

あとずっとメンションされてた3年っていうのが気になりますがdvdとかblu-rayの得点映像にあるそうなのでそれは仕方がない。ここで終わらせても成立はするしもう何シーズンかできそうな気もします。あ、あとおたけがなぜオープニングにいたのかがめちゃくちゃ気になる。あとで仲間になったっていうことでしょうか、、

全体的にファンの方だったら絶対楽しめると思う。最終話の決断にはとても共感できるしもっとこの世界を見ていたいと思えました。衣装も色とりどりだしそこも楽しめます。

あじゃじゃしたー
shun

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