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ラグナロク シーズン3のbのネタバレレビュー・内容・結末

ラグナロク シーズン3(2023年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

シーズン3のスパイダーマン3のトビーマグワイヤみたいなマグネはただ感化されやすい時期に関わる人が変わったことで調子に乗っただけ。それより一番意味不明だったのが家族と縁を切るぐらいゲリーにぞっこんで一緒に町を出ようとしてたのに父の葬式の直後に豹変したシーズン2のフィヨル。そのほかところどころ腑に落ちないところ含め、行動が合理的でないのは彼の妄想だったという落ちで解消されるのはなんだかな。マグネほどではなくても自分の周りの人を漫画やドラマの登
場人物を自分の感性なりにあてはめる人っているけどそういう人の重度の精神病版がマグネだった
巨人一族のヨツール家が肉が好きで客を毎回肉を持てなす光景は神話にあるかつて巨人は人を食ってた話からで、この一家が性的に無分別だということが強調されてたけどここにも人食いという意味を持たせていて示唆的。

今までのことはマグネの妄想であったけど、じゃあ死んだと思われた人も死んではおらず実は生きてたのかというと、そうではなくイゾルデやヴィルダはやはり死んでいて、ただその死んだ理由や経緯をマグネが勝手に妄想で作り上げてたということだった。イゾルデもおそらくただの事故死でヴィルダも病死あるいはヨツール家に不満を持ってる誰かに殺されたか、そもそも最初からいなかった。とにかく普通こういう落ちにするにしても答えとして事実を最後に描くものなんだけどな
これだけの話数見てるからこの際どの辺が事実で妄想とかもうどうでもいいけど第1話の最初に登場してマグネの額を触ってきて妙なまじないをした婆さんに関してだけははっきりさせておくとあの婆さんの挙動も妄想の一部と考えるしかなさそう
あの婆さんは存在したんだろうけど変なまじないみたいな挙動が妄想でないなら変な幻覚を見せる力を持ったすごい人がいるということになってしまうけど、このラグナロクのテーマが「神話は所詮神話、子供じみた考えから卒業せよ」という実存的なものだから最初から婆さんにあんなことはされてなくて、町にやってきた時点で彼の妄想は始まっててうちらはそれに付き合わされてた
最後のマグネを受け止める人がシーズン2あたりにさりげなく登場したシグニーというのがまた。彼女とマグネの距離の縮まり方がかなり自然で大事な人はすぐそばにいるということをいいたかったんだろう
今からでもいいからシーズン4でラグナロクがやはり起きて妄想じゃなかった展開にしてもいいんだよ
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